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岩波書店
グループ:Book
ランキング:145204
価格:¥ 1,050
ポイント:10 pt
発売日:2003-07
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カスタマーレビュー ![]()
東洋精神の根本
(2008-06-04)
いわゆる四書のひとつとされる、朱子によるものを底本としながらも、本書の訳注では、朱子学に当時批判的に論争しあったという、陽明学の考えも含めて、訳注なされた方の中立な考えをまじえているところに、読み応えがある。
戦後の教育からは排除されたかのようにも憶測される東洋的なもののかんがえを学ぶことは、日本にいきるうえで参考になる。今のあり方を論じるにはまず、先人の思想を知らねばならないと実感した。
自分を修めて人の上に立つとは、至誠とは何かを説く現代人必読の名著
(2008-02-04)
大学・中庸ともに平易な現代語訳が、充実した注を伴って解説されており、容易に理解できます。難しい書だと構えて読む必要はありません。両者を合わせても分量は短く通読も容易です。“大学”は己自身を収めて(修己)こそ、人を治める(治人)ことができることを述べており、人の上に立つ人間であれば(親であれ、上司であれ)必読の書と言えます。修己には自分のおもいを誠実にすることが必要で、それは自分で自分をごまかさない、自ら欺くことがない(その独を慎む、慎独)ということであると述べています。“中庸”は、誠なる者は、天の道なり。これを誠にする者は、人の道なりの言葉に代表されるように、人間の本性である“誠”に従う道を示します。至誠の人は、他人はおろか物の本性をも十分に発揮させることができ、天地自然の造化育成を助けるまでの天地と並ぶ存在になると説きます。大学・中庸とも解説が素晴らしく、成立の歴史的背景が詳述され、原文の意味は勿論、それ以降の朱子学者の解釈、江戸時代から近現代の解釈を比較しており、学問的に高い信頼の置ける名著と言えます。
極端さを求める今の世の中にはかったるすぎるように感じますが…
(2008-02-04)
金谷治先生の解説がいい。《『礼記』四十九篇のなかでその第四十二篇として編入されていたものを、同様にその第三十一篇として含まれていた『中庸』とともにぬき出して、『論語』『孟子』と並べて「四書」として尊重したのは、南宋の朱熹(1130-1200)、あり朱子学の大成者であった。『大学』は朱子によってこそ、初めて儒学の特別に重要な経典となったのである》(p.16)。実に明解。さらに朱子は長い文章を補ったりしたのですから、大胆というか、いつの間にか朱子学が儒学だったこともあったんでしょうね。「苟日新、日日新、又日新(苟に日は新たに、日々は新たに、又日に新たなれ)」というのはなんとポジティブな…という感じ。
「四書」の最後に学ぶべき書とされたのが『中庸』。金谷治先生は『大学・中庸』の中で、『中庸』の成立について、子思から伝承されたオリジナルの『中庸』が成立し、それは孟子にも通じる思想であったが、さらに荀子の「誠」も取り入れながら、様々な学者によって註されたテキストだとしています。
考えてみれば、こうした書物を読み、自分たちを律してきた東洋のリーダーたちというのはいじらしいじゃありませんか。そういう東洋が、たぶんあったということは好きですし、いまでも、少しは残っていてほしいな、と思います。
大学
(2007-03-02)
大学は読み方が色々あり、どのように読むかも大事なスタンスとなる、私は天然自然に人間が持っている人生における可能性は無限だと思う、しかし、周囲の人のからの批判や、親の意見
学校での成績や評価、他人から見た自分、そうしたものに囚われ過ぎて、本来の自分の良さに気づかない人も多い。
自分に自信を持てない人は、そこから進めない、本当に悩んで考えて行動したか?自分を問いただす時に、この本の重要性がわかるのではないだろうか?
東洋の聖書
(2007-02-24)
四書に数えられる大学と中庸。
大学は四書の入門書、中庸は最後に読むべき書とのこと。
論語と同じく、現代にも十分通じ、かつ現代においても実践されていないことが
ズバズバと書いてある。
自分の身を正していないものが、政治の事など考えられようか?
親に認められないものが、社会に認められようか?
悪い者を組織から切り離せないで、人の上に立っていられようか?
良い者を重く用いることができずに、良い政策を実行できようか?
読む年によって、自分の器によって変化する東洋の聖書です。
止むことなく徳を実践し続ける。
多くの方が、この本を読まれ、実践され、良い世の中になることを祈ります。

