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岩波書店
グループ:Book
ランキング:95225
価格:¥ 1,260
ポイント:12 pt
発売日:2005-09-07
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専門家の著した楽しく読める本(天皇家のルーツを推定できるかもしれない本)
(2008-12-02)
この本は医学の専門家の本ですが、本当に読みやすい、一部専門用語が並んでいる個所があるが、その部分は読み飛ばせば良いと思う。特に最終章は面白く読めますよ。
この本を読んで、若い頃抱いていた素朴な疑問が解決しました。一つは30年前の山村調査で「婚姻圏」が川下との婚姻より山越えの婚姻が多かったという結果に疑問を持っていたのですが、この本の『山間部で縄文系の人が多い』という記述を読んで、便利さより生活環境(落葉広葉樹文化圏?)の同一性を選んでいたのかなと納得できました。
もうひとつは、私の家族や私の兄弟の誕生月が特定の月に偏っていることを不思議に思っていたのですが、この本を読んでその疑問が氷解した。Y染色体のタイプによって季節ごとの精子濃度が異なり、その結果Y染色体のハプロタイプと誕生月関係が出てきているというのです。
縄文人の遺伝子の人達は春産みが多く、弥生人は通年型のようで、それぞれの人集団の生物としての戦略の違いがこのような季節による産み分けを生じさせたとされています。
うれしいことに日本人男性のY染色体に関する基礎データがこの本の後半部分に載っている。著者が東大医学部助教授に在職していた頃から徳島大大学院教授に在職する時代に集めたものです。
私は試しに、この基礎データと男系親族・家族の誕生月との相関関係をエクセルで計算してみましたが、私の家族の男系は縄文系ハプロタイプD2(私の家系)と、弥生系ハプロタイプO3(家内の実家の家系)という結果でした。相関係数はいずれも0.6〜0.7の範囲でした。当方のサンプル数が10程度と少ない割には良い数字でしょうか。
嗚呼、面白かった!!

