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アイテム詳細

福岡 伸一

講談社

グループ:Book

ランキング:153

価格:¥ 777

ポイント:7 pt

発売日:2007-05-18

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カスタマーレビュー

生命への見方が変わる本  (2008-09-07)
分子生物学という、魅力的な学問名につられて
過去に何冊か本を読み始めたのだが、、
チンプンカンプンで投げ出してしまった経験がある。
でも、本書は違った。
すべてを理解できたとは思えないが、
分子生物学者が、どのような思考と意志を持って
「生命とは何か」という大テーマに挑んでいるのか
よくわかった気がする。
また、生命の分子レベルでの動きが
これほどイメージできた本もなかった。

しかし、生命現象が分子レベルで、これほどまでに解明されたとはいえ
「生命とは何か」という問いには、まだまだ到達できていない。
生命現象のしくみが分子レベルでわかったとしても
なぜ、そのしくみが選び取られたのかに関しての解答はあるのだろうか。
著者は、それに関して答えていないが、どうお考えなのだろうか。

研究を通して表れる人間ドラマ  (2008-09-07)
新書でありながら、小説を読んでいるように感じられ、読み始めたら、止まらなかった。DNAの発見に纏わる過程で表舞台に立った人、全く無名のまま亡くなった人がいて、研究を通して語られる人間のドラマが面白かった。

文章がうまい  (2008-09-01)
筆者の文章は洗練されている。また、素人にも大変わかりやすいのに、専門家にとっても読み応えのあるところは、筆者の文章力を感じる。内容は、素人からすると確かに期待していたものと若干違うかもしれないが、ある種の哲学書と考えれば、言わんとするところは理解できるだろう。

しっかり書かれた一冊という印象。  (2008-08-26)
高校までの教科で特に理科の内容が遅れているというのを聞いたことがあります。
高校の生物で染色体とかDNAについて習うけれども、
今現在の研究はもっとずっと先をいってる訳で、
そこのところ、どやねん?みたいなことについて、
決して、本書は答えを出してくれる訳ではありません。
ただ、20世紀の半ばくらいの生物の細胞の研究、
つまりふた昔くらい前のことを高校レベルの知識で分かるように説明してくれる本で、
それでも高校で学んだことよりも先を説明してくれる本、
つまり、大学でならうことと高校で習えることの橋渡しをしてくれる本という印象を受けました。

また、最近の新書本の、文字が多くて余白が多くて、
小一時間もあれば読み終わるような、いまのありがちな新書本と違って、
しっかりした読み応えのある好印象の本でした。

内容・文章ともに◎  (2008-08-22)
生物とは何かという問いに分子生物学者が答えてくれている。高校生物の基礎程度の知識があれば、難なく理解できる内容だ。しかし、この本の最も素晴らしいところは生物学的な内容そのものではなく、著者の洗練された文章力だ。初めの数ページで、NYを訪れた経験の無い読者でも、かつて住人であった著者の記憶するNYの風景の中へ飛び込める。文章に込められた力を感じられる滅多に出会えない一冊だ。