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講談社
グループ:Book
ランキング:434791
価格:¥ 1,890
ポイント:18 pt
発売日:2006-09-29
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カスタマーレビュー ![]()
素人にとってはM&Aの展開がわかりやすい
(2008-03-31)
銀行員松下遼は金融検査直前に行った同僚中川への数字のごまかし助言が原因でWFBを退職し、自分の可能性を試したいがために大沢の主宰する買収ファンドに参加する。大沢は敵対的買収TOBを武器に日本の株式会社の馴れ合いシステムを変革したいと夢見る男。この大沢の次のターゲットは、遼の元同僚で恋人・榎本彩の父が経営する会社だった。エノモト加工は、WFBVFに買収への対抗の助言を求める。野心家桜田常務の片腕として中川が対立してくる。桜田自身も大沢とはかつて銀行の先輩・後輩のライバルだった。この中川、実は彩に惚れている。松下遼の行動に激怒し、彩に遼との交際断絶を命じ、買収阻止が成功したら中川を迎え入れてもよいと言う父。M&Aの熾烈な駆け引きと並行して、遼と彩そして中川の心理的葛藤が織り込まれていく。また、大手銀行が合併したWFBを通して、銀行合併内幕劇も端々に語られている。M&Aプロセスのストーリーが主軸に展開されるので、巻末のM&A用語集を参考にすると、格好のM&A入門書になっている。
敵対的買収とか全然イメージわかないという人に
(2007-03-20)
敵対的買収とか全然イメージわかないけど、興味あるという人向け。
ものすごく大ざっぱにですが概要は掴めます。
小説としては、他のレビュアーの方も言っておられますが期待しない方がいいです。でも、2時間〜3時間ぐらいで読めるので損した気まではしないかな・・・。
最後は三方一両損的なオチを狙っているのですが、やはり買収された側の創業者は何の罪もないのに金をむしりとられているし、ファンドは大した事もせずに濡れ手に粟になっているんじゃないのかなーと。冷静に考えると非常に腑に落ちないのですが、現実世界のMファンドしかり、それこそが現実でもありますね。変に取り繕ったラストよりもいいのかも。
読む人次第だが
(2007-01-14)
江上氏の本は雑いのが多いことは事実(たとえば銀行検査に関する「合同庁舎四号館」だが、検査局スタッフは別のところにいるのでは)だが、作業のスピードからしてやむを得ないことだと思う。情報収集や引用の際には気をつけるべきだろう。またプロがヒントにするあるいは楽しむという本では全くない。その点でものたりないといっている評があるが、どういう専門家かはしらないが、仕事のヒントをこんなところに求めるのが間違いであろう。学生あるいは社会人(金融業界以外の)に、全体的な構造を漫画的に伝えるのによい内容および表現なのである。
会社って誰のもの?
(2007-01-02)
ライブドアや楽天、村上ファンド等の所謂新興勢力と呼ばれる会社が資本を武器に資本を手に入れる、そういう類の”余り日本人にはなじみの無い”行為が繰り返されるようになりました。その結果出てきた疑問は、これまで日本人が現実的に直面する事の少なかった『会社とは誰のものか?』と言う疑問です。
会社法に詳しい方、経営に関してある程度の知識のある方にとっては、会社とは商法上は株主のもの、理念上はステイクホルダーのもの、と言うのが分かっておられると思いますが、本書はその基本的な考えの根拠を、東海道銀行=東海銀行などで分かり易く模しながら平易に書いている本です。具体的に登場人物が会社について学んでいく事で最後に理解する、そういう構造も読者を企業について理解する上で上手くリードしてくれるでしょう。
社会人に成り立ての方或いはこれから社会人になろうとしている方、また社会人では在るが余りこういう内容に興味をもたれていなかった方にとっての導入本になると思います。
結構学ばれている方には物足りない(私は飛ばし読みで1時間弱で読了)と思います。なので星3つにしました。
わかりやすさを求めすぎて単純化しすぎた?
(2006-12-18)
「M&A」の解説と村上ファンド、ライブドア等々のニュースを小説形式で解説しようとした上に、本来のスタンスであるはずの株主重視経営の理念を情緒的に表現しようとしたからか、凡庸な出来になってしまった感あり。ただ、これから経済ニュースを深く読んでいこうとする人にはわかりやすい構成になっており、そういう意味ではオススメしやすいかも? マック本とか見ちゃってる人には物足りないだろうなぁ。

