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アイテム詳細

小室 直樹
日下 公人

講談社

グループ:Book

ランキング:229565

価格:¥ 924

発売日:2000-11

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カスタマーレビュー

だからバブルが弾けるわけだ  (2007-12-02)
本書を評価する人がいるとは、本当に驚かされる。なぜなら著者2人の論理は卑怯極まりないのだ。
2人の論理トリックも読み取れない人たちがビジネスの第一線にいるから、日本は「経済も三流」と言われるようになったんだよねぇ(タメイキ

0 史実の軍人、政治家、官僚の無知無策ぶりが、太平洋戦争を悲惨な展開にしたことは誰も否定しない(ほぼ同感)し、批判もやむを得ない。
1 また「歴史のイフ」を想像するのは個人の自由である(実は私も好き)。
2 ただし、「歴史のイフ」の正しさは何人も検証できない(誰もわからないから、「イフ」なんでしょう?)。
3 2人は誰も検証できないことを棚に上げて、好き勝手な自説を展開している。常識的に考えたら、「もしも本書の『イフ』が正しい」のであれば、(戦争や歴史にさほど明るくない)ビジネスマンを主体とする彼らの愛読者たちよりも先に、正規の歴史学者、自衛隊関係者たちが評価しているはずだよねっ!
でも(もっとも判定役に適しているはずの)歴史学者たちを「素朴実証主義者」だと批判しておいて、どうやって小室は自説の正しさを「実証する」の?
つまり「2人の『イフ』は正しい」と主張できる、2人及び愛読者たちは、何をもって「自分たちは正しい」と言い切れるのかを明示していない(オカルト信奉者が「超能力は科学【者】では証明できない」と言っているのと似てるなぁ)。
たしかに小室は「ソビエト崩壊」を的中させたが、それは正しくとも間違えていても、きちんと答えの出る「近未来」のことでしょう? 「故に2人の『イフ』が正しい」と言い切るには、無理がありすぎる=論理が飛躍しすぎでは。
4 2人の会話を太平洋戦争から経済に置き換えてみると、「バブルの次にもっと大きなバブルが来ていれば、『失われた10年』はなかった」という程度のもの。主張そのものは「正しい」が、常識人ならそんな馬鹿なことは口にしない(もしも愛読者の会社の経営陣や新入社員が同じことを口走ったら、どう対処します?)。
 無論、こんなことを言う2人の軍事、歴史知識など推して知るべし。
5 死んでしまって自己弁護を行えない人間に対し、「イフ」という不確定な手法で断罪するのは、まともな人間ならすべきでない行為(2人は死後に「こうすれば日下公人は長銀破綻を防げた」、「こうすれば小室直樹は東大に残れた」という本を出されてもいいのかな?)。
 批判は許されたとしても、「イフ」を用いる必要などない(事実を並べた、「イフ」のない批判で十分)。
6 仮に2人の論理が正しかったとしよう。それならばまったく同じ論法で、米で「こうすれば太平洋戦争はもっと楽に勝てた」、中国で「こうすれば日中戦争は勝てた」、韓国で「こうすれば日本を植民地化できた」などという趣旨の本が出れば、2人及び愛読者たちは「逆もまた真なり」で、それらの本を絶賛し、褒めちぎらなければならなくなる(私が2人の本を認めないのは、それらを認めたくないから)。
 なにより2人の愛読者の皆さんは、御自分の給与査定も「もしもあの営業が成功していたら……」、「もしもあのプロジェクトが成功していたら……」という「不確定要素」で評価して貰えばいかがだろう?
7 このため、2人が批判する歴史学者たちがいかに無能(同感!)であっても、彼らのほうが2人よりもはるかに常識人であることがよくわかる(内容が「正しい間違い」以前に、2人の論法は学会はもちろん、一般的にも「禁じ手」なのだ)。
8 2人は歴史学者でも自衛隊関係者でもない。故に一方で史実の指導者のミスをあげつらい、歴史学者を小馬鹿にしながらも、仮に自分のミスが指摘されれば「私は専門家ではありませんので」という逃げをいつでもうつことができる=発言に責任をとらなくてもいい。
 他方歴史学者が「歴史にイフはない」というのは、プロであるが故に発言に「責任が伴ってしまう」。2人のように「責任の伴わない」相手との論争を避けたい(相手はミスを指摘しても認めないばかりか、居直ってくる可能性もある)からなのだ。
9 そんな2人は、現役の学会、官僚といった社会的エリートに対して個人的な恨み(学会と官庁から追放された)を抱いている(この程度の発言してたら、追放されるってば!)。
10 つまり本書のなかで2人が行っているのは、史実の人間を批判しつつ、「体質はいまも変わっていない」(部分的には同感)という、客観性を装った極めて悪質で個人的な鬱憤晴らしなのである(2人の愛読者が彼らを崇拝するのは、同種の恨みを抱いているからでしょ?)。
11 よって、2人の人間性はいかに低劣、下劣、愚劣であることか(愛読者もそう思われたいですか?)。

この程度のことも読み取れない人たちは、もう一度小学校からやり直したら如何だろう?
なにも2人は愛読者の味方なんかじゃなく、本当は批判しているはずの軍人、政治家、官僚、学者といった社会的エリートになりたいだけ。きっと2人は、腹のなかでは愛読者たちなんか馬鹿にしてるんだろうなぁ(どっかの特攻隊長と一緒で、部下=読者を煽るだけ煽って、テメエだけ逃げようという魂胆が透けて見える)。
それでも愛読者が2人を信じているって、なにも「2人が正しい」からじゃなくて、「優秀な自分が間違えるはずがない」と思っているからでしょ? でもそれって(自分たちが軽蔑しているはずの)オタク連中や、新興宗教の信者たちと同種の心理状態なんだけどさぁ。

こちらもあまり下品にはなりたくないが、2人と2人の愛読者が不治の病にかかったら、私は笑いながらこういってあげよう。「あのときああしていれば、貴方は病気にならなかった!」

付記しておけば、本書での2人の発言が間違いだらけであるばかりか、編集者が挿入した「注」までもが間違えている(つまり、その程度の歴史認識しかない編集者が企画したってこと!)という、まったく救いようのない本なのだ(ヤレヤレ

失敗から学ぶことが重要  (2007-12-01)
過去をいろいろとシュミレーションして失敗、成功から学ぶことはとても有益であると思いました。日本人は、そのような作業が苦手でいわゆる失敗学がありませんが、本書ではいろいろなイフを用いて太平洋戦争をシュミレーションしておりとても参考になりました。

大東亜戦争、こうしても負けた  (2007-02-11)
タチの悪い居酒屋談義である。イカサマ本と言ってもいい。そもそも物事を「想定」するということは、事実を裏づけていくことよりも難しい場合がある。歴史に「イフ」を持ち込み、様々なケースを「想定」する以上、それを正確な知識で裏づけていくことは義務とさえ言える。

しかし、本書の「想定」は荒唐無稽を越えて奇妙奇天烈である。これで「こうすれば勝てた」もないであろう。もし本書を読んでみてその内容に納得するようであれば、一度自分の知識を疑ってみることをオススメする。

ワクワクします!!  (2006-08-29)
【小室氏の意見に批判的な人は先ず彼の著書「ソビエトの崩壊」を見てから批判してほしい】
 それはともかく、この本はワクワクします。男のコ(勿論、大人も)必読!
 「あの」日下さんと「あの」小室さんの共著だ!期待しないわけにはいかない!
 とにかく「面白い」の一言に尽きる。小室氏の意見に疑問が有る人は彼の「ソビエトの崩壊」をという本を読めばいい。いかに彼が正確な分析をする人か分かる。文句が有る人はこの本を読んでからにしてほしい。正に彼の言ってた通りになったのだから「お見事!!(あっぱれ)」と言うしかない。
 日本の敗因は幾つもあるが、前の二つの戦争で勝ちすぎた(奇蹟に次ぐ奇蹟…)せいもある。実力以上に勝ってしまったが故に身の程が分からなくなった。しかしもっと根本的なことを言うと、日本人全体が「女々しくなった」からだろう。コレは最近、沖縄駐留アメリカ軍の司令官が「日本の…はバカで弱虫だ。」と言った事が話題になったが、これは正しく彼の言ったとおり。知らぬは日本人ばかりなり。戦い慣れたアメリカ人の言ってる事は、戦いに於いては正に正鵠を射ている。バカで弱虫というのはどういう事か。どちらか一方ならいい。しかし両方ともなると…日本人は大きな組織を纏めるのが何時から下手糞になったのだろう。世界のジョークに「世界一強い軍隊を作るなら、司令官はアメリカ人、士官はドイツ人、そして兵隊は日本人で組織するのが理想だ。」と言われてるそうだ。コレは笑っていられないジョークだ。

すばらしい博識だ  (2005-08-14)
わが日本国が戦争に負けたのは、圧倒的物量と経済力のためだと思われていましたが、この本を読んでそういう単純な原因ではなくもっと根深い問題があったことをしりました。外交官、官僚の無能、軍部の怠慢・・無責任体質。
軍部は、敗戦により強制的に解体しましたが、官僚制度のほうは、いまだに戦前の体質のまま温存されてしまってます。

読んで損のない本です。