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講談社
グループ:Book
ランキング:171954
価格:¥ 1,407
発売日:1995-12
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カスタマーレビュー ![]()
科学的なイマジネーションを刺激する
(2008-03-25)
科学的なイマジネーションを刺激する本です。
平行宇宙というのは、フィクションの世界では良く出てくる話ですが、量子力学と相対性理論から、平行宇宙を論じています。
既存の認識の枠組みそのものを、見直しして、新しい可能性の世界に遊んでみるのに最適な本です。
SFっぽいですが・・基礎構成(スケルトン)はしっかりしています。
(2006-07-20)
ミンコフスキー定理をこれ程わかりやすく書いた本はちょっと見あたりません。
”光”が存在・非存在の中間にあるものであることなど、”目からウロコ”
の解説・視点は重要な示唆を含んでいます。
SF的に一見思える視点も、実はもう一歩内側に迫った立場によります。
読む時は紙と鉛筆を用意して机上ディバッグのつもりで検証してみては!!!
面白いけど、いくぶん奇妙
(2002-10-19)
SFで定番の平行宇宙について語る本。コペンハーゲン解釈と呼ばれる主流の量子力学解釈に対してフレッド・アラン・ウルフは平行宇宙という考えを提案する。つまり素粒子が観察されるまでにたどった可能性のあるすべての経路と同数の平行宇宙が存在し、その平行宇宙で素粒子はそれぞれの経路を経ていたと。ウルフはこういった並行宇宙は観念的なものではなく、実在するものであり、量子力学と相対性理論がそれぞれ予言する平行宇宙は同じものだと説く。しかも平行宇宙の存在を認めることで量子力学の観測問題だけでなく、時間旅行や予知能力までが実現可能だと述べる。
とまあ、こんな感じで、前半の量子力学や相対論の説明はわかりやすかった。でも後半はけっこう難しい。一読しただけでは全体像がつかみづらい。とくに著者は脳=意識と平行宇宙の関係を述べる所は奇妙に感じた。もっともウルフは脳と意識の関係に量子物理を適用する研究の論文を投稿しているし、海の向こうではニューエイジな方々に人気があるらしい。まあ、この辺は未知の分野ではあるので断定的なことは言えないが。
ということで、平行宇宙論に興味のある人にはいいかもしれない。ただ、原著が10年以上前の本で、M理論やDブレーンといった最新の物理学については考慮されていない。あと、著者が引用しているフレッド・ホイル著作の「10月1日では遅すぎる」は稀有な名作SFなので、これもあわせて読むのがいい。

