長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン
書籍紹介
カテゴリー
QRコード
アイテム詳細
講談社
グループ:Book
ランキング:92782
価格:¥ 945
発売日:2004-11-18
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4062574586/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
質量の起源―物質はいかにして質量を獲得したか (ブルーバックス)
論争する宇宙―「アインシュタイン最大の失敗」が甦る (集英社新書)
カスタマーレビュー ![]()
クエーサーって何者?
(2007-03-07)
「準星(クェーサー)」私にはこの言葉は強烈な印象がありました。小学校の頃、少年雑誌で科学特集があって、「準星」というのはおそろしい星で、太陽系にやってくると惑星がめちゃめちゃに破壊されてしまう、というような記事が結構リアルな見開き絵とともに書いてありました。こんなになったらどうしょうと本気で怖かったものです。
今にしてみればこんな大嘘記事をよく載っけられたもんだとおもいますが、当時はまだ「準星」が発見されてまだ5、6年足らず、全く謎の天体でしたから、記事として載っけたこと自体がすごいことだったのかもしれませんね。
あれから40年近く過ぎて謎の天体はようやく一定の姿を見せてきたようです。まず「準星」という名前が誤解を招きますが、星ではありません。遥か彼方100億光年も先にある異常に明るい銀河系の中心部分なんです。
宇宙で光よりはやいものは存在しないので、100億光年先ということは100億年前に存在していたということで、いまひょっこり、地球のそばにやってくることはありません。じゃ、いまどこにあるかというと、どうも楕円銀河の中心核らしいんです。これも近所にはありませんから安心ですね。
この本の著者はこういった難しい話題を、最新に事実もとりこんで、さりげなくわかりやすく書いてくれてます。普通ブルーバックスは難しくて途中で止まってしまう本が多いのですが、この本は最後まで一気に読めました。
宇宙は謎にあふれている
(2004-12-19)
クェーサーがいろいろな観測の中で大質量のブラックホールを中心核にに持つ銀河であるということ。その発見からその創生の謎を追う現状が判りやすく読めました。
謎は解かれたわけではなく、現在も、そして今後も最先端の観測装置(望遠鏡など)を駆使して謎を追いつづけると言うこと。ビッグバンから始まる宇宙論が盛んな現在ですが、こういう天体の観測を通じて宇宙の進化を解き明かす話というのも面白く読めました。宇宙はいろいろな側面で謎に満ちているということなんですね。
ただ、「〜である」調の文章が続くのが少し読みづらさを感じさせたり、構成ももっと読みやすく判りやすく出来るのではないか、とも思います。
とはいえ、今後も新事実が次々と報告される領域だと思いますし、入門として読むのには最適な本ではないでしょうか。
クェーサーってどういう意味か知ってますか?
(2004-12-01)
クェーサーというのは、宇宙関係の本などに良く出てくるのですが、まさに私にとっては謎でした。
パルサーや中性子星ならまだイメージできるのですが、クェーサーというのはどんな綴りどどんな英単語なのかも想像できません。その答えはこうです。
クェーサーとは「星のように見える電波源=Quasi-stellar Radio Sources」を強引に縮めた造語「QUASAR」。英単語で想像できなかったのも道理です。
「星のように見える電波源」とは、いくつかの銀河の中心にある強力な光源のこと。
遠くにある(宇宙誕生20〜30億年がピークでその後は減少している)ことが多いために見かけの明るさはそれほどでもないのですが、太陽の一兆倍もの明るさなのです。
何がそれだけのエネルギーを生むのかというと、銀河の中心にある超大質量ブラックホールだと推測されています。
ブラックホールの降着円盤がガスの摩擦によって発熱し、光を発するのだそうです。
これが本書の要約になるのですが、クェーサーについて1から、現在判明していることを一通り書いてあります。
さすが日本(そして世界的な)クェーサー研究のトップランナーが書いただけのことはあります。良書です。

