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竹田 青嗣

講談社

グループ:Book

ランキング:225228

価格:¥ 1,890

ポイント:18 pt

発売日:1995-11

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カスタマーレビュー

典型的な誤読  (2008-07-19)
ハイデガーの本領が、『存在と時間』の実存主義にあると書かれています。
いったい、何を言っているのでしょうか?

いわゆる後記思想を待つまでもなく、『存在と時間』の序論に、現存在の実存を分析するのは、存在への問いに備えるためだと、はっきり書かれています。

私は哲学を専門とする者でもありませんし、専門的な教育を受けたわけでもありません。
その私にも、上記のことは自明なのです。

注意深く読まなければ見過ごす、などと言うレベルではありません。『存在と時間』の序論にハイデガー自身が、何回も、強調して、書いていることなのです。

竹田氏はちゃんと読んだのでしょうか?

いくらなんでも  (2007-01-13)
まあ確かに竹田氏は哲学史の素養がないし,もう開き直ってしまっているといえばそうなんだろうけど,いまどき『存在と時間』を実存哲学の書として読んで,後期ハイデガーを「面白くない」といってしまうのは,あまりにもハイデガーをわかっていなさ過ぎ.だいたい,ハイデガー自身が自分は実存哲学者ではないと言っていてこれはある程度哲学を知るものには常識の範囲内に入るのだが.まあ,細川亮一氏が『ハイデガー入門』という同名の本でも述べているとおり,読み方は各自の好みなのであるが,しかし『存在と時間』を実存哲学の書として読むのは「ひらがなしか知らない子どもの読みかた」である.まあ,わかりやすいといえばわかりやすいので,せめてタイトルを『ハイデガー入門』から別のもの(『実存哲学の本として読む「存在と時間」』とか?)に変えてほしい.

最適のハイデガー入門書  (2005-05-21)
入門書を手にとるとき、どんなことを知りたいと考えているでしょうか?僕がこの本を手にとったときに知りたかったことは、おおよそ以下の3つであるといえます。

1)ハイデガーの来歴
2)哲学史上の位置づけ(何が革新的であったか)
3)ハイデガーを学ぶことの現代的意義、もしくは応用可能性

竹田氏は、これらについて、簡潔にわかりやすく解説してくれています。
来歴については、ハイデガー年表が掲載されていますし、ハイデガー哲学の本領は、『存在と時間』にみられる実存哲学であるとはっきり述べています。その特徴は、人間存在の本質は、その人自身の自己了解のあり方によって規定されるといった考え方にあり、それまでのヨーロッパ哲学が採用してきた「超越的な根拠」(神、道徳、人間の尊厳、歴史など)を取払い、普通の人間の生活のあり方自体の中から人間的価値の必然性を根拠づけうるとした点にあるということが、とてもわかりやすく示されています。また、現代的意義については、ファリアスによる<ハイデガー=ナチ説>を皮切りに、ハイデガーをめぐる多様な視点を紹介し、その上で自説を展開しており、とても興味深いものとなっています。
竹田氏の優れている点は、思いきった言葉の置き換えにあると思います。例えば「現存在」を「人間」と置き換えている。これでは「現」に込められた意味が抜け落ちてしまうのでしょうが、まずは「現存在」が人間のことを指しているのだということを理解することが先決でしょう。大まかに掴んでからでないと、「現」の意味もくそもなくなってしまう。そのあたりの割り切りがすっきりとしているため、説明が回りくどくない。それでいて、「存在的」と「存在論的」の差異などははっきりと示されており、思わず感心してしまいます。全体の大まかな輪郭を掴んでから、徐々に細部へと至る説明の手際よさは、是非とも見習いたいものです。

先輩からのプレゼント  (2004-12-19)
 著者の先達(ハイデガー)に学ぼうとする、その姿勢と受け取り方に敬服。我々も先輩諸氏の粗探しに終始したりせず、本質的な処を受け取ることが出来たら、日々学ぶべきことは多いはず。
 
 これはモノガタリになってしまいますが、ハイデガーは、哲学や現象学の探求結果が、一般の人々の思考様式や行動様式を変えるの至らぬと、絶望していたのかもしれませんんね。だからその力を持っている政治権力や存在に傾倒して行ったのかも。
 ではそれ程までにハイデガーは何に(誰に)絶望していたのでしょうか?
 

非常にわかりやすい入門書  (2004-11-10)
ハイデガー哲学に関する非常にわかりやすい入門書。
デリダ等に関する批判に関しては的を得ていないと思われる部分もありました。あくまでも見解の違いということでしょうが。