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アイテム詳細

中山 隆志

講談社

グループ:Book

ランキング:70026

価格:¥ 1,890

ポイント:18 pt

発売日:2000-03

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カスタマーレビュー

今だからこそ読んで欲しい本  (2008-10-22)
 知っている人は知っているが、知らない人は全く知らない「関東軍」の実像を描き出す本です。日露戦争の結果獲得し、その後在満邦人らによって築き上げられた満州における権益を擁護する為に組織された関東軍ですが、「暴走」「独走」という言葉で括られてしまい、実像は不明確なままとなっていました。関東軍の実像を描くこの本は有益です。
 そして、この本は関東軍の実像を描くことで、軍の在り方や在外邦人・権益の保護の在り方などの問題提起をしてくれていると思います。「軍=悪」という観点では対処できない事態が頻発している現状への強烈な反問を、「暴走」「独走」した関東軍がしているような気がします。私たちはそれに答えられるのかと考えてしまいます。

現代において必須  (2004-07-07)
先日、小泉首相は関東軍なのか?という外国メディアによる記事が出た。
これを読んだ殆どの人は、その意味がわからなかったのではないだろうか?
関東軍は日本の関東地方とは関係ない。
日露戦争で日本が租借した大連・旅順を含む地方のことを
関東州と呼んだことにその起源がある。

その関東州と南満州鉄道沿線を警備する役目を担っていたのが関東軍である。

関東軍は僅か一万の兵力ながら、満州における日本の権益確保のため
全満州を相手に満州事変を起こし、武力攻勢に打って出た。
日本首脳部はこの独断専行を追認し、長い戦争に突入していく。

何故関東軍はこんな大胆不敵な賭けに打って出られたのか?

そして何故日本首脳部は彼らの暴走を止められなかったのか?
少数のタカ派の暴走が日本、いやアジア全土を巻き込む大事となることを
関東軍の歴史は現在の私たちに教えてくれる。
そういう意味でオリジナルの関東軍を知ることは
現代において必須なのではなかろうか?

大陸政策を考える  (2002-08-18)
「対中国政策は、戦前期日本の最大の失敗ともいえる。・・過ちを繰返さないため、なによりも事実を知ることにより・・」との記述に、同感である。

関東軍の存在は、満蒙での権益をどのように考えるかに直接関わってくるため、重要であるとは思いつつ、いままでどの本を読むべきかわからなかった。
本書は、ようやくその迷いを解消してくれた、と思う。