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講談社
グループ:Book
ランキング:208681
価格:¥ 1,785
ポイント:17 pt
発売日:2001-04
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カスタマーレビュー ![]()
禅思想入門の必読書と言えます。
(2007-08-06)
禅の道 オイゲン・ヘリゲル著、老子の思想―タオ・新しい思惟への道 張 鐘元著、禅と精神医学 平井 富雄著の3冊を座右にこの20数年間を過ごしてきたが、この著作は先の3冊に劣らずの名著と自分には思えます。ヘリゲルの本以来、禅関連の著作で久々に感動しました。P92『「関係」が「存在」に先立ち、「存在」を生み出す』これほど明解に説いてくれた思想書はありません。在家の人間が一度や二度読んだくらいで著者の心身一如の考えを理解できる訳はありません。この本が難しいなどと言うのなら、どの禅書籍を読んでも「半字も用不着」です。座右に置き一生読み続ける価値のある名著です。強くお勧めします!
哲学的「問い」を持つ人には共感できるだろう
(2006-01-25)
タイトルから判断して気楽に読めるような内容ではないが、「私は、何故私なのか?」「自己とは何なのか?」といった、いわば「哲学的(独我論的)問い」を今でも持っている人には共感できるのではないだろうか。著者は仏教の核心から、その問に対して真摯に答えている。修行による「自己の作り直し」は「他者への敬意」から、という主張には共感できる。(私は、修行によって「慈」の心を育てること、と読んだ。)最近は一般人向けの座禅会も多いようなので、著者の勧めに従って座禅をしてみるのも良いだろう。ただ、在家仏教者の修行実践としては、「ヴィパッサナー瞑想」の方が分かりやすく、入門しやすいと思われる。玄侑宗久さんなどの努力により、最近ではより親しみやすくなってきてはいるものの、いわゆる日本の「座禅」という修行方法には、まだ何かしら「近寄りがたさ」があるように思われる。
出家主義だな
(2004-03-12)
この内容だと、タイトルが間違っている、と思った。著者は「自己」や「生きることの意味」への、徹底的な探求者である。それは認める。だからこそ、彼の考えを「日常生活のなか」で真に生かすのは、ほとんど無理な話である。つまり、出家が必須となる。仕事や家庭から自由にならない限り、彼の発想に従うことは、たぶんできないだろう。この点だけをとってみても、著者は釈尊(ブッダ)や道元の思想を十分に理解しているといえる。仏教の核心に迫っている。だからこそ、万人にはすすめようもない。難儀な話である。
また、この本は、はっきりいって難しい。「思想・哲学書」と称すのが、もっとも適当だ。読んでいて、実存主義なり社会システム論なりを思わせる部分が、たびたびあった。そうした考え方になじみのない読者は、途中で投げ出したくなる可能性が高い。本書が想定している仏教は、良くも悪くもエリート的だ。それは仏教という宗教が内在させている本性でもあるので、仕方がないのかもしれないが。

