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アイテム詳細

香山 リカ

講談社

グループ:Book

ランキング:123055

価格:¥ 1,365

ポイント:13 pt

発売日:2007-01-19

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カスタマーレビュー

星ゼロ  (2008-08-22)
でもよいのですが…
自分の感想は皆様が書いておられるのと同じです。
著者は某朝の情報番組でも、専門的な解釈を求められているのにろくなコメントしてませんね。
このようなうつ病を誤解させるような本を世に出されて、責任感というものはないのでしょうか。専門家として書かれるならもう少しまともな内容をお願いします。
読んでがっかりしました。

精神科医としてのモラルを疑う  (2008-08-21)
このような自分の偏見に満ちた主観を大衆書で発言する無知な精神科医は、同業者として絶対に許せない。彼女が「新型のうつ病」と呼ぶものは、単なる「うつの詐病」のことだ。
この世界には、うつ病を測定する器械はない。だから、本人がうつです、というならば、精神科医や臨床心理士はどんなにそれが疑わしくても、その個人の訴えを軽々しくは否定できない。だから、うつ病だと言って、都合よく休息を取ろうというしたたかな人間は確かに増えているし、実在する。しかし、そういう人間は臨床のプロならば、ほぼ完全に見分けがつく。自責感の無い患者、職場でだけうつになる患者、などと、おもしろおかしく世間の偏見を助長するような例を冒頭に紹介しているが、このような臨床例を真剣にうつ病だと女史が診断しているのならば、彼女は精神科医を一刻も早く辞めるべきだ。この本の冒頭に紹介してある「新型うつ病」とやらの2例は、まともな臨床医ならば、甘ったれた人間の単なる詐病か、パーソナリティ障害患者のうつの詐病だと診断するだろう。
自分は何もここでパーソナリティ障害を貶めたくて、こう言っているのではない。これはこれで、世間により酷い偏見が渦巻いているし、特に周囲の無理解に苦しむ境界性のパーソナリティ障害に苦しむ人達には、ほとんど同情する。ただ、彼女が例としてあげたものは、パーソナリティ障害患者の一部に確かに見られる例ではある。だが、それをうつ病と一緒にして、しかも問題視するというのであれば、真剣にうつ病に苦しむ人達に対して失礼過ぎるし、その患者達に対しても失礼だ。彼らは、「新型うつ病」などではなく、彼女が好きなDSMで言えば、2軸の障害として、別個に真摯に治療にあたるべきだ。無論、この本での描写のように絶対に見下したりせずに。
このような大衆書でのタレント精神科医の安直な発言は、いたずらにうつ病に対する世間の偏見を助長するだけだ。うつ病とは、本当に本人が一番苦しい病気なのだ。
もし、女史がこれを新型の精神疾患だと正気で主張する気ならば、これを論文にして学会で堂々と発表して欲しい。会場中から失笑が湧き上がり、いくら彼女が無神経でもその程度の空気は読めるだろう。

誰の為に何の為にこの本を出版したんだろう?  (2008-05-25)
私は30代会社役員だった独身男ですが、昨年うつと診断されそれまで鬱の本を自分が読む事さえ考えた事もなかったのですが、助けを求める感じで半年で7冊ほど読みましたが

この本は気分が悪くなりました。

”わがまま病の30代の詐病の人が増えてきていて、会社で2次被害が増えた!”

そこにスポットを当てて一冊の本にする必要が有るのでしょうか?

私はこの本を途中まで読んでこれは私の症状とは違うなと思いましたが、鬱の当人以外が読めばかなりの誤解が発生するでしょう。

なによりこの本には”心”がこもっていません、
新聞や他の医者の意見や研究資料の引用がやたら多く、
例えるなら締め切り前になんとかまとめ上げた宿題のようです、
治療の方法も曖昧で、詐病の人に気を付けよう!でも本当の鬱病の人もいるから注意しよう!と中途半端なフォローもしていて、

香山さん自身の意見がない、
香山さんがどうしても書きたい感じが伝わらない。

この本を編集担当の人の為に書いたの?

締め切りに間に合って良かったですね。
そんなに書きたくないのなら誤解を招く本書など出版するべきではないです。
担当編集者の方も考えて下さい。
   
私は今、別の鬱の本と主治医の指導で休職し始めたところです。






30代うつ  (2008-03-25)
私も30代なので、この本のタイトルに惹かれて読んでみたところ、いまどきの30代の人たちの「うつ」の実態がよく理解できた。実は私も、「うつ病」ではないが、精神科に長い期間通っている。ので、著者の言う、医療現場の実態などは長く通っていても、なかなか知ることの出来ないことなので、興味深かった。著者がこの本の中で言う「30代うつ」の症状は、身近なところでは、皇太后雅子様の「適応障害」とかいう症状と似ているかと思うのだが、私も仕事をしている時に同じような、症状に悩まされ、結局仕事はやめてしまい、家で過ごしているので、身につまされる思いがした。この本は、医学の専門的な用語が出てきたり、少々難しい部分もあるのだが、自分と向き合う上でも、読んでよかった、と思える本だった。

もう少し掘り下げたものを期待したい  (2008-03-19)
うつ病が認知されるようになり、以前に比べて「私うつです」と言うことも
そんなにつらいことではなくなった。
もちろん職場によっては、差別もある。
「使う側」の論理からすれば、うつの人間よりそうでない者のほうが使いやすい。
これは、ある意味で当たり前のことでもあるだろう。

とはいえ、比較的気軽に「うつです」と言えるようになったことは、
喜ばしいことではある。
ただ、うつ病と軽い落ち込みとは違う。
「ちょっとプチうつでねえ」
などと会社を休んだり遅刻する人も増えていることは事実だ。

けれども、本当につらいかどうかは本人しかわからない。
いわゆる「うつ病」ではなくても、軽い落ち込みだとしても、
何らかのうつ的病理を抱えていることは間違いない。

この本ではそのあたりへのアプローチを試みている。
しかし読み終わってどこか「うーむ」というところが残るのは、
解決策が示されてないこと、30代自己愛といういかにもうけ狙いのテーマに
スポットを当てていることだろう。これでは一面的で反発も招く。
私は「30代うつ」ではないが、それでも読後に消化不良感が残る。

著者の意図はわからないでもない。
しかし精神科医なのだから、もう少し掘り下げたものを
書くべきではなかっただろうか。30代うつという、いまだ曖昧模糊としているものを
さらっとすくうだけでは、問題の解決にならないと思うのだ。