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講談社
グループ:Book
ランキング:853
価格:¥ 560
発売日:2005-04
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カスタマーレビュー ![]()
失敗の重要性の再認識
(2008-09-17)
失敗学という学問があることは知っていたが,これほど体系化されているとは知らなかった.
確かに失敗にはマイナスのイメージがつきまとっているため,隠ぺいされる傾向にある.しかし,本書で述べられているように,失敗を積極的に表に出し,データベース化し,共有することによって,将来の失敗を防ぐことは,社会にとって非常にプラスになるものと思われる.
著者が本書で主張したかったことは,あとがきに書いてある「失敗のマイナス面のみに目を向け,プラス面を見ないのはおかしい,マイナス面のみのみ方こそが失敗を繰り返させ,また失敗を増長させて大事故を起こすのだ」ということである.
失敗は成功の母。
(2008-07-04)
人は失敗を犯すと、つい隠したくなったり、自分に都合の良い解釈をしたくなったり、思考停止を起こしてしまったりする。しかし失敗を正面から捉え明確に理解し学習することで、それ以上の失敗を犯すリスクを減らし、革新的な創造を得る可能性がある。「失敗は成功の母」であることをわかりやすく理路整然と説いたもの。
学の創出過程が面白い
(2008-06-26)
本屋でフェアをやっていたので、買ってしまいました。
よい失敗と悪い失敗がある、というのは、ものづくりに携わる
人間なら皆、直感的にはわかっていなければならないことなのですが、
ここまで体系的に説得力を持って語ることは、なかなか難しいと思いました。
なるほど、体系化がこのようにできるのか、という面で、
非常に面白く読めました。
事象の半分、を検証し、事象の全体を知る智慧
(2008-05-23)
硬い内容ですが、文章は、啓蒙の意図もあってか、そうとう
平易で、慎重に表現を選んで書かれたな、という思いが伝わって
くる、貴重な提言での書です。
成功事例や成功体験は、実は、世の中で起こっている
森羅万象、はおおげさかな。とにかく、人間がなすことの
、実際には、半分しか現していない、ということ。残り半分は、
もしかしたら、起こっていたかもしれなかった、失敗という事象。
世の中、確率から言えば、ある事柄(ことがら、なつかしい表現ですね。
数学の時間、確率統計の時間に、さいころの事象なんかで、ことがらが・・
なんていう言い回しが、日常的でなく、なんか違和感をもった思い出
があるのですが、それが、今、使うことになろうとは・・あれ?
脱線ですか?)が起こるのは、半々ですよね。成功するのも50%、
失敗するのも50%の確率。
で、結果的に、成功なのか、失敗なのか。ですので、成功したら、それが
100%成功、じゃなくて、本質は、もしかしたら、失敗も100%
起こっていたかもしれない・・・。でも、事故、失敗って、恥の文化、
責任があいまいな文化では、なかなか開陳されないかもですね。
けっこう、学校教育とか、社会教育とかでは受けられない観点を
知って、目からうろこな読後感が、大変、知的な感じで心地よい
本です。
着眼点が素晴らしい!
(2008-04-24)
「失敗学」と聞くと、一見ネガティブで、あんまり手にとって見たくないなぁと感じますが、読んだらビックリ、とっても為になる失敗が網羅されています。
この本が優れているのは、失敗を繰り返さない為に、どうやって「知識化」をするかと言う視点が、全編に貫かれているところでしょう。
そこで目鱗だったのは、「報告は主観的に書く」と言う点でした。
今までは、誰にでもわかるように、感情を排除して、極力客観的に書くのが正しいと思っていたんですが、「知識化」を有効に行う為には、「主観的」に書いて、読み手の印象を強めた方が効果的だと言う解説はとっても為になりました。

