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アイテム詳細

重松 清

講談社

グループ:Book

ランキング:1349

価格:¥ 730

ポイント:7 pt

発売日:2005-02

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カスタマーレビュー

感動、だけど恐ろしい  (2008-09-08)
精神的にばらばらになった家族を何とか再生させようと悪戦苦闘する男の物語。最も身近な存在である家族を我々はどこまで理解しているのか。毎日顔を合わせ、会話をしながら、実はお互いに知らない部分が多い現実の恐ろしさ。そして、血のつながっていない親子が、幽霊になった後でお互いを深く理解するようになるという皮肉。最後に主人公は希望を取り戻しますが、苦い思いの残る一冊でした。

きれいごとじゃないファンタジー  (2008-08-26)
読んでいてこんなに胸が痛くなった小説は、初めてだった。

何の問題のない平凡で幸せな3人家族が、誰が悪いわけじゃないのに
すれちがって、壊れてゆく。

親なのに子供を助けてあげられなかったり、
子供なのに上手く甘えられなかったり、
それは寂しいことなのだけれど、本書に書いてあるように寂しいと思うことは
人を求めている証拠で、救いでもある。

自分が何よりも感動したのは、本書の主人公が子供の苦しみを見て苦しむことができ、
その苦しみを阻止しようと必死になるところ。
子供の苦しみに気づいていなかった自分を後悔するところ。

同い年になった父親と出会うという展開も、
微笑ましかった。

いじめやテレクラなど重い展開もあるのに、
読後感が暗くない。
むしろ重い展開があるからこそファンタジーなのにリアリティがありました。

本書を、家族ものとして読むだけではなく
人と人とのつながり全てにおける希望を与える一冊として深く心に刻まれました。







今を生きるという事  (2008-08-07)
死んじゃってもいいかな、もう・・・。

信じていたものが自分には無くなって。最悪な状況。「死」という生からの逃げ道が頭を掠める。そんな時、主人公は不思議な親子に出会う。ワゴンにのった親子。彼らは5年前に、交通事故で亡くなっていた。

この親子との出会いを通して。後悔の無い生き方を、前をみて生きるということを見つける。
過去から目を背けていたあの時には無理でも過去を変えようとした今は、未来を変える力がある。

主人公と同じ状況に陥ったのなら、きっと、この作品を思い出すのであろな、自分は。

ただ、大人になって読んだ自分には、所詮綺麗事。って思ってしまう感も否めない。素直に読める年頃の子供たちに、是非読んでもらいたい。

ここからがはじまり  (2008-07-09)
やり直しのきかない後悔の現実。あの時こうしていれば・・あの時なぜそうしなかったのか・・今私の胸の中にも取り戻すことのできない後悔は渦巻き、今もその現実は厳然とある。主人公は流星ワゴンに乗って、「人生の岐路(大事なところ)」に立つ。しかしその岐路は、現実の世界の自分ではまったく岐路とは気づかなかった岐路である。馬鹿な親子だと5年前は嘲笑した初めてのドライブで交通事故死した親子。その記事を読んだときには自分は幸せだと確信していた主人公。しかし、そのときから目に見えない家族の崩壊は始まっていた。このストレス社会の中で、大事なものを見失わないように、流星ワゴンのドライブはたとえどんな現実も今ここからやり直していける勇気を教えてくれる。

親子っていい!!  (2008-05-31)
小さい頃に親父は死んだんで、記憶には残ってないケド、どこかで僕を見てるんだろうと勝手なプラス思考に陥りました。