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mebae

小学館

グループ:Book

ランキング:800

価格:¥ 660

発売日:2008-07-19

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カスタマーレビュー

よかったですよ  (2008-09-27)
学校カーストというリアルな社会問題をラブコメにとりいれるあたりが、田中ロミオは上手いなと思いました。

「クロスチャンネル」や「最果てのイマ」のように田中ロミオ氏は哲学や現実的な社会性をとりいれますよね

ただ『厨二病』や『いじめ』の描写を読むあたりはイタイタしくてみてらんなかったです。

最後はなんかLOVEで終わらせたみたいな感じでしたね。
あまりラブコメは好きな方ではないので☆一個減らしました。

以下ちょっとネタバレですが



ヒロインがなぜ主人公に懐いたのか?
ヒロインも妄想の塊なのにドリームソルジャーとは口をきかないのはなぜ?
と考えてたら頭が痛くなった。

うひょー!  (2008-09-20)
見事にやられました。

レビューに散々書かれている通り、"所謂一般的ラノベ展開"を
逆手に取りつつも、斜に構えた態度でそれらを否定したりはしない。
上から目線で妄想を否定する訳でもなく、同じ視点で同調する訳でもない。
つまる所、異端を"包み込む"というのがこの作品の核となっていると考えられ、
「世界には不思議なことはあってもいいんだ」というセリフが全てを表しています。

世界は酷く狭量で、魔法も魔物もいないのに、敵だけは沢山居る。
そんな世界にだって魔女や英雄も存在できる、仲間がいれば。

中学生時代にラノベに没頭した方なら間違いなく味わう事の出来る、
まるで10年来の知人に遭遇したかのような読後感、皆さんも是非ご賞味あれ!

オーラな話  (2008-09-16)
いじめられていた中学時代から脱却し、無事高校デビューを果たした主人公の前に現れる過去のトラウマ。中二病を逆手に取った異色の学園ラブコメ。
ファンタジーかどうかは読んでお確かめください(笑)
痛々しい最初の数ページで読むのをやめてはいけません。
序章は後で読んでもいいような構成なので、めんどかったら本編から読みましょう。

舞台設定から展開まで面白いのですが、いじめられていたはずの主人公に、あまりイジメラレっ子の特徴がないように感じ、少し違和感があるような気がしました。あんまリアルにすると引かれるからでしょうか(笑
そこさえ目をつむれば傑作です。

正直、、。  (2008-09-14)
 表紙の内容を読んで買った人は悪い意味で裏切られます。一言で言うなら痛い。恋愛になるわけでもなく、心の描写にしても正直痛い。俺のように娯楽的に本を読みたい人にはお勧め出来ません。いじめの話ならライトノベルでなくてもいいと思う。

ねじれ系青春小説の傑作  (2008-09-13)
ノベルゲームのライターとして注目を集め、小説デビュー作「人類は衰退しました」も評価の高い田中ロミオの1巻完結の新作。

本作は真正面から「妄想戦士」について書かれた物語です。「妄想戦士」とは作中で主人公がつける名称で、自らの妄想設定に没入して架空のキャラクターなりきってしまう、多くは思春期の少年少女にみられる現象を指します(主にネット内では「邪気眼」というジャーゴンでもよばれます)。

序盤に普通の学園ファンタジーと錯覚させるプロットのひねくれ方、重度の「妄想戦士」であるヒロインの奇怪な言動に振り回される主人公というねじれたラブコメ演出、ヒロイン含む「妄想戦士」が垂れ流すMy設定の痛々しさなどモチーフの奇抜さを十分に活かしてコメディ的なストーリーが進みます。
同時に「学校」という場所のある種の残酷さを独特のリアリティで描きだし、主人公は学校内カーストについて饒舌に語り、教室内の異物であるヒロインに排除の圧力がかかる様子に心を痛め、世界に適応しようとしないヒロインにいらだちをぶつけます。

物語のラストで主人公がヒロインを「こっちの世界」に残るよう説得するためにとった手段に、私は自分でもちょっと驚くくらいに心を動かされてしまいました。客観的にみれば無様で、愚かで、気持ちの悪い行動をとりながら、教条的なほどにストレートに自分の気持ちを訴える主人公。アンリアルな道具立てを用いるからこそ「奇跡」を美しく描き出す手際はお見事です。