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アイテム詳細

小川 未明

新潮社

グループ:Book

ランキング:53092

価格:¥ 460

発売日:1961-11

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赤い蝋燭と人魚

カスタマーレビュー

泣いてしまう  (2007-12-01)
 小川未明の童話25篇が収められている。
 「赤いろうそくと人魚」、「野ばら」、「兄弟のやまばと」などの有名な作品も入っているので、初めての人にも読みやすいのではないだろうか。
 叙情性と哀しみに満ちた作品ばかりで泣けてしまう。他に類を見ないタイプの童話だと思う。
 小川未明の作品集は、ほかにも岩波文庫、春陽堂文庫、講談社文庫などで出ている。いちばんオーソドックスに読みたいなら、この新潮文庫版かと思う。

ネットではじめて知りました。  (2007-11-08)
宮沢賢治は知っていましたが、小川未明は恥ずかしながらネットで偶然知りました。おじいちゃんが傍で語ってくれるような、そんな感覚がありました。”野ばら”では、バラの花の香りが、月夜と眼鏡では、やわらかな香水の香りが、本当に香ってくるような、美しい文章でした。母に聞いてみたら、やはり知りませんでした。(母もかなりの本好きですが・・・)母も同じく感動したようです。星新一のショートショートのようなオチではなく、淡々としたオチで、最後はこういう意味だったのかな?等と読み終わった後、考えさせられる内容です。

綺麗な日本語だなぁ  (2007-08-26)
『赤いろうそくと人魚』で有名な小川未明氏の童話集。25編の短編が収録されていますが、まずタイトルを見ただけで心躍ります。「月夜と眼鏡」「眠い町」「雪くる前の高原の話」「負傷した線路と月」「遠くで鳴る雷」「島の暮れ方の話」etc。なんて綺麗な日本語でしょう。無駄がなく、力みがなく、サラサラと流れていくような。言葉が伝えるのは「情報」だけではないのだと実感させてくれる文章の数々。言葉は情景を描き、空気も作り出します。他のレビュアーさんもおっしゃるように、私は自分の日本語に恥じ入りました。多くの人々に読んで頂けたら、と強く感じる一冊です。子供はこういう日本語を音読しましょう。

おもちゃ箱を覗き込むような、新鮮な感覚。  (2007-03-07)
日本にもこんなに素敵な童話があったのか!
グリム兄弟とかアンデルセンとか読んでる場合じゃないよ。
この一風変わった、どこにもない物語たちを愛でるべきだ。

日本らしいお話の数々が詰まった、まさに“童話集”。
子供向けだなあと思うものから、少し物悲しい大人向けのお話まで。
時には風刺も交えた素敵な本。
これを書いた小川未明さんという男性についてもっと知りたくなりました。
可愛い本でした。

貧しい時代の物語でちょっと暗い感じがしますが受けるかな?  (2006-08-17)
25篇の短篇からなっています。創作時期は1910から1950年の40年に亘っています。
まだ、日本が貧しく、児童福祉や児童労働の問題もよく認識されていない時代です。
登場人物は一部に強欲、情の薄い者もいますが、善良ないし平均的な市井の人が大部分です。ストーリーには優しさ、哀しさ、暗さ、ロマンティシズム、アンフェアーな社会への憤りなどが含まれています。
星新一のショートショート、金子みすず、新美南吉などとの類似性を感じます。