長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン
書籍紹介
カテゴリー
QRコード
アイテム詳細
新潮社
グループ:Book
ランキング:7116
価格:¥ 740
ポイント:7 pt
発売日:2007-10
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4101331715/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
国家論―日本社会をどう強化するか (NHKブックス 1100)
カスタマーレビュー ![]()
曝け出された国策捜査の実態と目的
(2008-08-07)
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、「検察=正義の味方」といナイーブなイメージを持っていたことを反省するとともに、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの読み方を変える、価値のある本である。
曝け出された国策捜査の実態と目的
(2008-08-07)
情報専門家として国家の権力を知り尽くした著者は、「国策捜査に巻き込まれた以上、勝ち目は無い」と考える。その上で、検察との心理ゲームにおいて、事実と異なる供述をすることなく、被害の最小化を図る筆者の胆力が、著者の情報専門家としてのキャリアや美学を良くあらわしている。
検察側が用意した穴(検察が構築したストーリー)を著者が選択するシーンを読むと、検察=正義の味方というイメージを持っていた自分のナイーブさや、それを助長している記者クラブに代表されるマスコミの問題点についても考えさせられる。
今回の国策捜査の目的や背景に対する著者の見立てや、田中真紀子が外相となってからの外務省の混乱に関する記述も非常に興味深い。また、川上弘美の解説も秀逸である。
今後のニュースの見方を変える、読む価値のある本である。
国家について考える
(2008-07-19)
とても面白い本です。外交・検察官の取調べ・政治家・国策などについて考えさせれる本です。特に被疑者と検察官との駆け引きは息詰まるような迫真さがあります。またロシア外交をめぐる秘話などとても興味深いです。非常に内容の濃密な本です。国家の真実を知るのに役立つ本なのではないかと思います。厚い本ですが、最後まで、飽きさせずに読ませてもらいました。著者の国家への姿勢は、終始ぶれなく一貫しているように思いました。その姿勢には、感嘆させられるものがありました。
国策捜査とは時代のけじめ
(2008-07-16)
本書は、鈴木宗男氏の「懐刀」であったノンキャリア外交官佐藤優による、背任と偽計業務妨害事件の前後の経緯と、逮捕されてからの拘置所内での検察官とのやりとり、そして事件の全貌に関する自身の分析を克明に書いた作品です。克明にという点が重要です。
著者の巻き込まれた「国策捜査」とは何か、外交官の行っているインテリジェンスとは何かが流れるようや筆致で描かれています。作家佐藤優の生まれた背景を知るのに打ってつけの本です。
検察の捜査について好奇心がそそられる
(2008-06-22)
ラスプーチン(1871-1916)・・・ロシア帝国崩壊の原因を作った祈祷者。
その題名から、日露関係に関する詳細が記述されているものと思い読み始めたが、
内容は鈴木宗男氏の贈収賄事件にまつわる真相を明かし、そこから国策捜査について考察するものであった。
第1章は、著者の逮捕前夜の状況から始まり、第2章以降は時計の針を戻して、
田中真紀子外相と鈴木元外相の確執と日露関係を通じて著者がこの政争に巻き込まれる経緯が書き進められていく。
その中には、ロシアの政治家の気質やゴルバチョフからエリツィン、プーチンに至る日露関係についてもできるかぎりの詳細が書かれており、興味深かった。
ただ、政治の権力関係や外務省内部のドロドロした人事の話にはあまり興味がなかったので、読み始めは興味よりもは嫌悪感のほうが強かったのも事実である。
そこから、俄然面白くなったのは、第5章以降に書かれている国策捜査の考察である。
「国策捜査とは、時代のけじめをつけるもの」であり、
「鈴木宗男事件とは、公平分配型の政治(小泉内閣以前の政治)から自由主義型の政治(小泉内閣の政治)への転換点におけるけじめであった」
というのは非常に興味深かった。
政治の転換点に時代のけじめがあるというのは、いつにおいてもそうだと感じられる。
昨今の安倍内閣から福田内閣の転換においても、あれだけの不祥事が立て続けに明らかにされたというのはなにか時代のけじめのようなものが感じられる。
そこから一歩先に進めて、安倍氏が組閣した人事を引き継いだ福田内閣では不祥事が全く起こらないというのもなにか納得がいく。
本書を読んでいて残念だと思うのは、検察の捜査にこれだけ冷静に対処している人でありながら、
あまりにも事件における自己の正当性や情報のプロであることを繰り返し強調されるので、
読んでいて自尊心が強い(プライドが高い)人という印象を持ってしまったこと。
ただ、ムネオハウスや疑惑のデパートなどと揶揄された鈴木宗男氏の再評価ができたのは非常に良かったと思う。
過去のロッキード事件やリクルート事件に関しても、分析した書物があれば機会を捕らえて読んでみたいと思った。

