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アイテム詳細

吉行 淳之介

中央公論新社

グループ:Book

ランキング:699383

価格:¥ 428

発売日:1974-01

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カスタマーレビュー

せつない同化  (2005-03-12)
 人間と病気、そして人間と人間(とくに男と女)の関係のやるせなさ、どうしようもなさ、というのが吉行さんの小説のひとつの特色だと思う。「男と女の子」は、そんなエッセンスがぎゅうぎゅうに詰まった、初期の傑作だ。

 ぼくはこの小説の主人公のようには戦争を経験していないし、アレルギーも持っていない。けれどもこの本を読んでいる間は、同化した。主人公の気持ちが痛いほどわかった。息が詰まりそうになった。

 この小説を読み終えたのは朝だった。その日は何もできなかった。何をする気も起こらなかった。