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アイテム詳細

伊坂 幸太郎

文芸春秋

グループ:Book

ランキング:231

価格:¥ 550

ポイント:5 pt

発売日:2008-02-08

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カスタマーレビュー

うーん  (2008-06-29)
 伊坂作品の中ではつまんないほうだと思う。 なんでだろ? 死をテーマにした作品だからか? 

ここ何年かで最高!の短編集  (2008-06-26)
「死神」が主人公の、人の死にまつわる6編の短編集。
6話しかない、読み終わるのが残念!と思った本は久しぶりです。

音楽を偏愛し、クールで無敵で、会話も感性も普通の人とはちょっとずれている。
この死神は最高にかっこいいです。

6話はそれぞれ、ぱっとしないOLのシンデレラストーリー、やくざの復讐劇、雪に閉ざされたホテルで起こる連続殺人、都会に住む普通の男女の恋、殺人犯の逃避行、床屋を経営する老女の謎めいた依頼、と舞台も登場人物もバラエティに富み、飽きさせません。
どの話もどこかで聞いたような気がするのに、このとぼけた死神が絡むだけで、予想を超えたエンターテイメントに仕上がっています。
伊坂幸太郎という人の筆力のなせる業には脱帽するばかりです。

続けて読んでいると6話は短い時間のうちの出来事のようですが、実はその間に結構な時間が経過していて、最終話のオチにつながっています。
クライマックスのシーンは清々しいです。

死神が温もりを運んで来る  (2008-06-25)
死神を主人公にして人生の機微を洒脱に描いた短編集。冒頭のタイトル作を読むと次のルールがあるようである。

(1) 死神自身には候補者を選べない。
(2) 候補者の生死は死神が決めるが、その判断基準は死神に委ねられている。
(3) 死の処分を下した場合は、死神は最後を見届ける必要がある。
(4) ルールではないが、死神は"ミュージック"が大好きである。このため、下界に長く留まり候補者との接触時間が長い。

このルールから、死神と候補者達の悲喜こもごもの人間(?)模様を綴った作品が予想されるが、ほぼその通りの展開となる。人間界を余り知らない死神のトボケタ言動が物語にアクセントを与えている。各編の題材は「醜いアヒルの子」もの、「任侠」もの、「純愛」ものと言った平凡なものが多いが、この状況設定を逆手に取った奇を衒わないストーリー展開、静謐感に満ちた筆致で読ませる。各編が必死に生きる人間への応援歌になっている点も見逃せない。この中で、「吹雪に死神」はミステリ仕立てで、「雪の山荘」ものに挑んだ異色作で印象に残る。「旅路を死神」も秀抜な構想の中に美しい風景描写を散りばめた佳作。「死神対老女」は色々な意味で掉尾を飾るにふさわしい作品。

奇抜な状況設定の中で、生きる事の温もりを感じさせる好短編集。

恋愛と老女  (2008-05-29)
僕は「成長」を目の当たりにするのが、どうも好きなんだということに気づきました。今回は成長という訳ではないのかもしれない、けど、一度出会った女性にお婆ちゃんになってから再開させてもらえたのは幸運でした。


話は全然違うんだけど、この作品にも伊坂さんの死生観が現れている。そりゃそうだろうね、死神が出てくる位だし。倫理的な視点から、伊坂さんが突如作中で語りだす様な時はたまにあるけど、今回は倫理観に含まれているのかもしれないけど御題は「死生観」。

最初に「オーデュボンの祈り」を読んだ時、作中でも死は描かれていたのを思い出す。死は非日常で皆ビックリしたり悲しんだりするんだけど、また次の日からは新しい日常が流れている。これを、あくまで小説の中でだけど目の当たりにして、そういえばそうだと納得させられた。

「死神の精度」でも僕の大好きな老女は、死は特別な事でないと言うし、大事だとも言う。そして、最悪なのは死なない事だとも。でもこのお婆ちゃんは「そりゃ、死ぬのは怖いけどさ」とも言う。正直だ。最終的には全部ひっくるめて納得かもしれない、らしい。

そういえば、ある音楽家は音楽と人生を重ね合わせたのか、死は人生を完成させるものと捉えた。僕はこういう、人間の無欠性であったり、人間が一つの完成された調和であるという様な考え方は出来なかった。結局はどっちが好きかと言うと、様々の死生観を含めて、このお婆ちゃんの話が好きだ。

二つのジャンルを入れた短編小説の傑作  (2008-05-10)
一言で言いますと
幻想的で静かな世界観
と言えます。

なにより
この本の主人公の"死神"
千葉というキャラクターが
非常に個性的で
人間の世界で
唯一興味があるのが音楽ムードで
実際に仕事相手の人間には
全くといっていいほど興味がないのが
とても面白いです。

この物語は
それぞれ主人公は同じですが
短編が6本あり
様々な人間の相手をしていきます。

途中
ミステリー小説みたいな
謎解きパートもあり
私個人的には非常にはまりました