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大月書店
グループ:Book
ランキング:22626
価格:¥ 1,995
ポイント:19 pt
発売日:2004-03
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ジェフリ教の洗脳ドリル
(2007-07-25)
自分で考えましょう、といいながら、結局は作者の誘導する通りに考えることしか許さない。
冷静な姿勢→手のひらを返したような、ジェンダー・『らしさ』の徹底批判→その方向へと読者を導く設問、の繰り返しです。
『そうとは限らない』と『ぜったいに許されない』のご都合主義的な使い分け。人の心理の呆れるほどの単純化。ほとんどギャグとしか思えないようなステレオタイプの羅列と、それに則った反ジェンフリ・男性叩き。
まともなジェンダーフリーについて勉強できると期待して読んだので、本当にがっかりしました。けっきょくジェンダー論とはこの程度のものなのでしょうか。
著者の提唱する世界が実現すればユートピアが訪れる、という内容にも、とてもついてゆけません。
ジェンダー論は学問ではなく宗教なのだということが、はっきりとわかる本です。
性的な『らしさ』に違和感を感じていない人に対して『眼が開かれていない』と『お説教』するやり方も、それを感じさせます。
出だしがとても良いのですが・・・。
(2005-12-04)
この本の出だしには、とても共感を持ちました。
「正解を私(著者)に求めずに、自分で考えなさい」という主張は
とても良識的だと思います。
・・・ところが、次に読み進むともういけません。
「性の二分化」を否定するために
「トランスジェンダー」を持ち出すという過ちを早くも犯します。
異常はどこまで行っても異常であって、
「性とは何か」というスタンダードを求める時に登場すべきものではありません。
たとえば「人間には眼が二つあります」という定義に反対して、
「目が見えない人もいる」と言い出しても何の意味もないように、
あるいは「人間は二足歩行をします」という説明に対して、
「歩けない人がいます」と言い出しても意味がないように、
性のスタンダードを語る時に「トランスジェンダー」を持ち出しても
滑稽なだけです。
「トランスジェンダー」の存在も、またその人権も支持しますけれども、
そのことと、「性」の定義を考えるときにまぜこぜにするのは間違いです。
筆者が最初に書いたとおり、よくよく読者に「考えて欲しい」と思います。
かつて女性学にはまり込んでしまった青春の過ちを後悔する者として、
そのように感じております。。。
書き手と内容
(2005-06-17)
なるほど。よいことを書いている人が、よい人とは限らないのが世の常とは良く言われますが、本当にその通りだなと思いました。
ジェンダー論とは何か
(2004-10-26)
「ジェンダー」という言葉を聞くとき、人は何を考えるだろうか?
おそらく多くの人は、「あー、あの何かの団体が「女性差別をやめろ!」って主張するやつね。。」と考えるのではないだろうか。
特に男性にとってはジェンダー=女性学というイメージが強く、敬遠しがちだ。そして僕もその一人であった。
本書はそういった「ジェンダー」に対する我々のイメージを払拭する。
「ジェンダー」とは我々自身が社会の中で知らず知らずの間に身につける「とらわれ」である。それはつまり僕自身が、あなた自身が、個々人がある対象に対して抱く思い込みのことである。
あなたは男性に対してどのようなイメージを持っていますか?
そのイメージはどのくらいあなたの身近な人に当てはまりますか?
あなたは女性に対してどのようなイメージを持っていますか?
そのイメージはどのくらいあなたの身近な人に当てはまりますか?
それらのイメージはあなたが異性的なものに興味を持つことに抵抗を持たせていないだろうか?
前半は、このような問いから自分自身が抱いている「とらわれ」のひもをといていくことから始まる。
後半はやや専門的になるが、「ジェンダー」について理解することで具体的な事例についての関心も高まると思う。
本書から、「ジェンダー論」とは「とらわれ」から自分を解放しよりよい自分を生きるための学びである、と感じ取った。

