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アイテム詳細

田中 森一

幻冬舎

グループ:Book

ランキング:5752

価格:¥ 1,785

ポイント:17 pt

発売日:2007-06

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カスタマーレビュー

貧困の出自、政財官の癒着、バブルがこんな田中氏にしてしまったか。  (2008-08-14)
図書館で借りた。かなりの予約満杯で長期間待たされてやっと読むことができた。とても面白かった。ものすごい実名がどんどん出過ぎてハラハラした。誰もが知っている大物政治家さん、反社会的勢力さんというよりはアウトロー社会の頂点に立つ皆さん、バブル紳士やバブルの寵児の皆さん、影の問題を抱える大企業の経営者達、大阪の都銀のカリスマ頭取を中心とした大事件に関わる皆さん、検察庁の大物OB,そりが合わない検察先輩、これらの実名さんが次から次へと登場し、全く飽きさせない400ページである。本書が面白い理由の一つには、田中森一氏の信じられないような前半生がある。長崎県の漁村でかなりの貧困家庭に長男として育ち、金がない、勉強も出来ない環境から、かなりの苦労をして岡山大学法文学部に入学。そこから在学中に司法試験一発合格。判事でもなく弁護士でもなく正義感から検事に任官。そして大阪、東京地検特捜部での活躍。私は田中氏のこの前半生だけの物語でいい。ここまでなら十分に尊敬し、努力のなせる業の力をもらって感動を覚える。しかしその後の検察内部の実態を知るにつけ、また田中氏のバランス感覚の欠如から、ヤメ検弁護士の道に入り周りからの大量のスイートナーに浮かれ、バブル社会に踊った闇の皆さんとの深い交流の進展、これは私には理解できない。購入したジェットヘリにて長崎の母校へ降り立つところなどは、構造設計偽装事件のマンション分譲会社の社長とダブった。「検事」は被告人を起訴して処罰する仕事、「弁護士」は犯罪者として国から訴追された被告人の権利と利益を擁護する仕事。田中氏は前者から後者に反転、反社会的事件の弁護活動を行ってきた。私は田中氏ならばこそ、本来あるべき地検の検事の仕事を全うして欲しかった。そして私と同じ「正義の味方」として悪を見つけて起訴する仕事が田中氏には最適であり、適材適所であった。この不運は、検察内部、政・財・官の癒着、そして田中森一氏の弱さと勘違いによってもたらされたと思う。田中氏のこれからの余生をどう生きるのか気になる。

読み始めたら止まらない  (2008-08-12)
知人から「兎に角面白いから読んでみろ」と言われて読んでみた。確かに面白い。

所謂”ヤメ検”弁護士として有名経済事件で暗躍した人物の半生と事件の内幕。内容も文章も読みものとして面白さ満点だ。特に誰もが知る有名事件の内幕を実名で赤裸々に描かれている生々しさは、ここまで書いたら著者は殺されてしまうのでは?と心配するくらい。

読み始めたら止まらなくなるので、時間のあるときに読み始めましょう。

すごい。  (2008-07-31)
要約、簡略化して小学校の社会の教科書に使って欲しい。

政治と金  (2008-07-03)
予想はしていたけれど…世の中、やっぱり政治と金で動いてるんだなーと思わされる本。彼が身を置いていた場所は(検察時代も、弁護士になってからも)よっぽどタフなひとしかいられない世界だと思う。億単位の金をポンポンやりとりできる人たちがいたなんて。

バブル史を知る上でもためになる一冊。バブル以降の世代としては、本当に夢が持てた時代だったようでうらやましい。

おもしろかった!  (2008-06-14)
すごいですこの本!実名わんさか出てきます。
検事時代はバッサバッサと悪人をしょっぴくも
検察も所詮は国の味方、議員に都合が悪い場合は立件できなくなるよう
上層部から圧力をかけられてしまい、検事を辞めてしまいます。

弁護士時代は、裏社会の人たちと手を組んでキタナイ仕事ばかりを
やっているという前提で読み始めましたが、
そうでなく、組長であろうとも個人と向き合えば律儀な人ばかりで
意外にヤバイ仕事はしてませんでした。

なかでも田中氏が、ヤクザといえども根っからの悪ではなく、
彼らの生い立ちを聞いてると涙が出てくるぐらい
極貧(おむつ洗うのと食事の準備のタライが同じぐらい貧しい)で
差別を受けている人達が自然とそうなってしまう
というエピソードがグッときました。

バブルの時は、金額が1000億単位で飛び交っていた様も
当時子供だった身としては、そんなに金が溢れていたんだ・・・と
びっくりしました。うらやましがらずにはいられません。
そんな世界にいた結果ああなってしまうわけですが。

世の中私達の知らないところで、色んなことが暗躍してるんだなぁと
検事・弁護士の両方の視点から見ることができて
とても面白かったです。たくさんの人に読んでもらいたい1冊です。