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祥伝社
グループ:Book
ランキング:21590
価格:¥ 1,575
ポイント:15 pt
発売日:2005-12
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スイス探訪―したたかなスイス人のしなやかな生き方 (角川文庫)
カスタマーレビュー ![]()
戦争は何故なくならない? なくならないならどうやって国を守る?
(2008-09-09)
↑の質問に答えられる人がどれほどいるだろうか? その答えをこの本は初心者にもわかりやすく答えてくれる。主に他の国の歴史も参考にしながら強国に囲まれたスイスの歴史とスイス人のリアリズムが書かれているのだが、それは政治から日常生活に至るまでとても参考になる内容だと感じました。
この本を読んで一番良かったとおもうのは、「歴史から学び、未来を予想し、対応策を考えて、実行する」ということがいかに重要かということを教えてもらったことです。
「仲良くして、お互いに利益を分け合う仲なら大丈夫」
「アメリカがバックにいるのに自衛隊なんていらない」
「中国や北朝鮮が日本を攻めることはない」
「いや、日本は甘すぎるのではないか?」
「軍事費なんて金をドブに捨てているようなものだ」
「そもそもどうして戦争なんて始めるんだ?」
そう思っている方には、是非この本をお勧めしたい。この本が言っていることが全てではないと思うが、決して無駄ではないことは間違いないでしょう(無駄だと感じたならばその方は歴史や政治や戦争を良く知る人なのでしょう)。
「軍事力ほど儲からないものはない。しかし、軍事力がなければ、もっと儲からない」
この本の中の一節です。日本には侵攻される理由がたくさんあるようです・・・。
中立を貫くには
(2008-01-28)
スイスといえば「永世中立国」で平和な(戦争に加担しない)国というのが、多くの日本人のイメージかもしれません。
本書を読めばそのイメージがいっぺんに覆されます。
中立を守るということは、
「どちらの側にもつかない=どちらからも攻められる可能性がある」
ということなのです。
「どちらの味方もしないから、どちらからも攻められることはないだろう」
という楽観的なことではないのです。
スイスは今までの歴史から、そのことを実感として感じ、国民一人ひとりの意識から、常に有事に備えているということが本書を読むとわかります。
現在の日本はそのような「いざとなったらどうするの」という議論すら出来ない状態になってます。
スイス並みにやれとまでは言いませんが、せめて有事にはどうするのか、他国から攻撃されたらどうするのかの議論ぐらいまともにやってもらいたいという気にさせられます。
終戦前後、満州や樺太、北方領土が旧ソ連の進行によってどのような状況になったかをもう一度考え直してもらいたい。
「無防備都市宣言」や「憲法改正反対」など理想を訴えるのもいいですが、もう少し現実的な方向を考えていった方がいいのではないかなと思います。
本書を読んで、改めて「国を守る」ということを考えさせられました。
平和とは?
(2007-01-17)
日々世界では内戦や戦争がおこり,また公開されているだけでも頻繁に軍事演習が行われています.
ニュースで伝わる話もどこか別世界のことで,気にもとまらないのではないでしょうか.
本書は,平和というか平穏は当たり前だと平和ボケしている日本人に警鐘をならす一冊.
永世中立国のスイスの歴史的背景からの考えをもとに日本の国防を考える内容です.
著者が自衛隊出身の方で軍事より?の偏りが危惧されましたが,至って正論を主張していると感じました.
国を守るための境界は国境ではだめな理由など,よくよく考えると当たり前ですが
普段気にもしていない重大な誤りを指摘しているので,読む価値があります.
というか,中国の動きを考えると,絶対に読む必要のある書籍です.
核武装などの話のかなり前に本書ようなの議論をするべきでしょう.
日本のようにそれぞれが自分の都合で主張し,すぐに徒党を組むのとは対照的に,
みなが国の存続を念頭に考え議論をするスイスの民主主義のあり方は
本書がいいように書き過ぎていたとしても理想とするところでしょう.
国防以上に興味深い話でした.
日本国民がぜひ本書を読み,これをふまえて議論を重ねられることを望みます.
憲法改正に必要な教材
(2005-12-24)
憲法改正も軌道に乗りかけている。静かに何かが動いている。そんな時に憲法改正に必要な素材が提供されているように思われる。それは政治家だけではなく、国民全てに与えられた教材のように思われる。スイスの実体を知ることは良いことだ。この世はきれい事だけではないことが、スイスを知ることで日本が見えるのではないだろうか。飾のない文章が、日本の未来を議論するダイヤの原石になっていると私は思える。

