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青春出版社
グループ:Book
ランキング:587350
価格:¥ 1,365
発売日:2004-08
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カスタマーレビュー ![]()
何を食べても安全だ、とまでは言いませんが...
(2008-01-19)
食に関する様々な問題を耳にするたび、日本もかつては農業国だったのに、今ではすっかり、生産者と消費者の溝が開いてしまったんだなあ、とつくづく考えてしまう。吉本隆明は、農業と工業の桎梏というテーマはもう古いと宣うが、私は決してまだ終わっていないと思う。結局、食品というものが、郊外の田んぼや畑でお百姓さんが汗水たらして生育/収穫してくれた「食べ物」から、どこかで顔も見えない悪徳資本家が、利益を生むために工場で生産する「工業製品」に変貌してしまったからだろう。
だいぶ昔の話だが、地元の農家の団体で、りんごの通販産直のお手伝いをさせてもらったとき、上記のような考えが私の中で醸造された。
たとえば、リンゴには、自然に表面がヌルヌル/テカテカしてくる、「油上がり」という現象があるのだが、それをして、「ワックスを塗っている」と苦情をよこす「顧客」。だいたい、ゲンブツを見せて販売する訳でもないのに、何故に表面を飾らねばならないのか? 常識的合理的に考えれば、ワックスでないくらい判断できようものなのに。
そうかとおもうと、リンゴをただ丸ごと搾った果汁100%のジュースに対して、皮も一緒だと農薬も混入するからとキャンセルしてくる、いいとこのオバサマ...。普通に散布していれば、日光で分解してしまいます。
こういった人たちは、質の悪いクレーマーではない。むしろ、ある程度知識や素養があり(会話の感じでは比較的経済的に上層の人?)、日頃、健康や環境問題に留意している、プチ市民主義者であると、自他ともに(?)任じているような感じの御仁ばかりなのである。
食品の偽装など悪いことをするのは、半分は企業の責任だが、半分は愚かな市民(消費者)の、固定観念に裏打ちされたおろかな消費要求なのである。たとえば、りんご農家は、大きいリンゴが高く売れるとなれば大きいリンゴを作ろうとするし、赤いりんご、左右均整のとれたりんご、粒の揃ったりんご、虫喰いのないりんご...とにかく、消費者が求めるものを作ろうとする。その過程で、無理を通そうとすると、道理が引っ込んでしまう。
本書を読んで、「食品消費者」の皆さんは、一度頭を冷やしてみるべきだろう。
マルクスの資本論に従うなら、米も肉も野菜も、みんな「商品」である。しかし、何らかの事情でぎりぎり欠乏した場合、この「商品」からは「交換価値」が消失してしまう。そうなれば、貨幣よりも携帯よりも地デジTVよりも、お米の方が、生きるためには必要だからである。第三次産業の発達によって、どこのブランド米がおいしいか、どこのスーパーで安く売っているか、情報はいくらでも入手することはできるが、インターネットを通じてお米を無から造りだすことは不可能だ。
でたらめすぎる
(2007-10-11)
社会の状況に対して奇抜なことを書いてマスコミに注目してほしかったのか、…。
本人が研究した様子もなく、関連分野の論文を検証した様子もなく、話の組み立て方がでたらめすぎる。
客観的なデータを示すこともなく(示せない)、それどころか、次から次へと、適当な論理で、無理やり結論(著者の考え)に持ち込んでいる。
非科学的な内容で、有用な情報など何一つ得られなかった。
もう少しデータの裏づけリストがあれば
(2007-04-05)
著者の言わんとする、データに照らして考えれば、
危険物質というものは無くて、その物質の摂取量によって
危険になったり危険でなくなったりすることが、様々な例に
よって書かれています。要するに安全かどうかは、その量に
依存しているということで、安心とは別の次元です。
結構面白くて一気に読んでしまいましたが、惜しむらくは
著者の使うデータの出所がほとんど分からないというものでした。
このリストがあれば、読者もデータの検証が出来るように思いました。
いろんな意見
(2004-12-21)
消費者の行き過ぎた安全嗜好を斬る!
という角度から書かれています。
DDTの功罪、鳥インフルエンザの問題などうなづける事もありますが、
野菜の農薬問題、水産業の抗生物質、有機スズ問題などは、私の考えからすると過小評価です。
人に良いのが食なのに、「危険は少ないから安全」というのは、根本的な価値観が違うような気がします。
逆に「安価なものを売りたい、買いたい」という方の理論武装にはもってこい?
「何を食べても安全だ!」という本が欲しい方にオススメです。

