長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン
書籍紹介
カテゴリー
QRコード
アイテム詳細
誠文堂新光社
グループ:Book
ランキング:2179
価格:¥ 1,470
ポイント:14 pt
発売日:2008-06
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4416208189/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている [宝島社新書] (宝島社新書)
カスタマーレビュー ![]()
きちんとした学者による、きちんとした温暖化自然現象論
(2008-10-02)
「地球温暖化の原因は人類起源のCO2ではない」論をいくつか読んでるのだが、今回は赤祖父先生。地球電磁気学の先達でオーロラの専門家。アラスカ大学国際北極圏研究センターの所長を務めていたので、極地気候についても専門家に近い知識をお持ちの方だ。
本書の主張を要約すれば、「近年の温暖化は19世紀から続いているものである。人類起源のCO2が目立って増加するのは20世紀半ば以降であるから、関連は認められない。」というものだ。論拠もしっかり挙げてあるし、IPCC側の背景もしっかり批判していて、かなり説得的。お年寄り(77歳)の世迷い事とは決して言えないでしょう、これは。
著者が頭に来た反論というのがあって、「コンピュータシミュレーションで小氷期が再現できないので、そんなものはなかった」と言われたことがあったとか。17世紀にはテムズ川が凍るのが常態であったとか、日本でも天明の飢饉があったなど、寒冷期であることは明白なのに、全世界的な気温データがないと認めないと言ってしまう人の出るのは、最近の学会の雰囲気からして本当かもしれないと思わなくもない。
全体として、繰り返しが多いとか、日本語としてこなれていない言い回しが散見されるとか、小氷期で定着している Little Ice Age を小氷河期と書かれているとか、気になるところはあったが(アラスカ暮らしが長いので仕方ないでしょう。編集者の責任だよなあ)しっかり書かれた「反温暖化論」として重要な本だ。
あらゆる読者に推薦します
(2008-07-26)
レビュアはあるきっかけから炭酸ガスによる温暖化説は政治的なプロパガンダに過ぎないのではと思うようになって久しい。昨今の報道の加熱を苦々しく思ってきた技術屋の一人です。最近ようやく国内でも矢沢潔、渡辺正、伊藤公紀、養老らの著作が出てくるようになりました。しかし彼らの本は、基本的にプロパガンダや報道のデタラメを批判するに終始しているために、説得力にどうしても限界を感じます。その点本著は、著者の結論を堂々と表明している。すなわちあまたの信頼にたる根拠から、小氷河期が存在しその回復過程として、人間活動とは異なる自然な温暖化が1800年頃から続いていることを明確にし、そこから現在の温暖化の少なくとも6分の5が自然現象であると鮮やかに示しています。これはおそらく著者の北極研究の経験と知識、特にそれを通じて幅広い気候研究の成果を知る立場にあること、さらには何よりも複雑な自然現象の超一流の研究者であることが寄与している。IPCCのコンピュータシミュレーション中心の方法論への批判には、著者の自然科学者としての良識が如実に現れて胸のすく思いがする。すべての国民、とりわけ政治家、官僚、経営者、研究者、マスコミは本著によって速やかに目を覚まし、まず国民の加熱を冷まし、本当になすべき本来のエネルギーや食料の問題に集中して欲しい。日本の将来を救いうる名著である。ただ唯一の欠点は、著者が認めているが繰り返しが多きこと。おそらくやむなき事情であろう。同じ著者の北極のサイエンスも面白いが、これも繰り返しが多い。
北極圏研究の世界的権威が異なる観点を提示―「贅沢な危機」としての地球温暖化問題
(2008-07-24)
先ず、2000年から07年まで、アラスカ大学国際北極圏研究センター所長を務めていた赤祖父俊一博士が著した本書の趣意を簡明直截に述べると、以下のとおりとなる。
現在進行中の温暖化の大部分(約6分の5)は地球の自然変動であり、人間活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約6分の1程度である可能性が高いということである。すなわち、現在進行している温暖化の6分の5は、「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400〜1800年)から地球が回復中のためである(本書p.12)。
上述の「6分の1」という割合だが、〈0.6℃−0.5℃=0.1℃〉という算式で理解願うこととし、詳しくは本書を熟読いただきたい。ただ一点、何より大事なポイントは、「温暖化は1800年前後から現在まで連続的に進行〔直線的に気温が上昇−引用者〕」(p.13)しており、130カ国2500人の専門家を動員したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は「彼らの政治目的のため、小氷河期を軽視または無視した」(同)ことにある(典型なのが「ホッケースティック曲線」)。
従って、IPCCは「小氷河期、自然変動を同定し、その部分を現在進行中の温暖化から差し引くという基本的な学問のステップを踏むべき」(p.14)であり、「温暖化問題はまだ進歩中の学問的問題であって、政治問題にまで持って行くべきではない」(p.52)とする、赤祖父博士の言々句々は重たい。博士は、気候学者ではないが、大気中の炭酸ガスの年変化が一番激しく、地球上で気候変動が最も顕著な北極圏の研究に関する第一人者である。
いずれにしても、「IPCCは炭酸ガスによる温室効果を過大評価」(p.168)しており、博士が説述するように「温暖化の原因を冷静に突き止め、自然変動であればそれに順応、適応していかなければならない」(同)だろう。そして、「炭酸ガスの温室効果による温暖化は、世界にとっても、日本にとっても最重要、最緊急課題ではない。地球温暖化が本当の危機であるならこれは《贅沢な危機》である」(p.171)のだ。私たちの前には、「贅沢な危機」より先に、対処すべき課題が山積している。
地球温暖化は自然変動か、二酸化炭素によるものか
(2008-07-12)
IPCCの報告書によると「観測された気温上昇の大部分は人類活動による温室効果ガスによる可能性が極めて高い」すなわち「石油・石炭などの化石燃料の燃焼による二酸化炭素の増加が地球温暖化の原因」としている。この報告に基づいて、先日の洞爺湖サミットなどでも「地球温暖化対策」が主要議題とされていたのだが結局何が決まったのかよく分からない状況である。
著者は「地球温暖化は1400年〜1800年ころの小氷河期からの回復過程」であり自然変動であると主張している。だから、二酸化炭素の増加を止めても温暖化は 防げないと考えている。
どちらが正しいのか、素人の私たちには分からないが、どちらにしても地球温暖化の進行を止めることは難しいようである。ならば、私たちはどのような生活防衛をしなければならないのか。人類は一度手にした快適さを手放すことは困難である。二酸化炭素を2050年までに半減させることは、生活レベル、経済活動を落とせと言うことに他ならない。炭素税の導入、排出権取引などの政治手法が検討されているが、マネーゲームに翻弄されるのみである。エネルギー消費を抑制しながら生活レベルを確保する道は、新エネルギーの普及と省エネ技術の開発しか道はないのである。日本の産業界の省エネ技術は世界に冠たるものがある。この技術力をさらに磨いて、世界に広めていくことこそ日本の取るべき道である。日本はエネルギー資源、食糧自給率などでアキレス腱を持っている。国際紛争になれば、ひとたまりもないことを自覚すべきである。
分かりやすい! 「アンチ-二酸化炭素犯人説」のバイブル
(2008-07-09)
北極圏研究で著名な赤祖父俊一先生が地球温暖化についての解説本を出したというので、一も二もなく購入した。地球温暖化の二酸化炭素犯人説は今や「既定の事実」となった感がある。しかし、これが文字通り単なる「説」であり、政治的な理由とマスコミのセンセーショナリズムによって喧伝されてしまったことが分かりやすく解かれている。あんまり分かりやすいので痛快ですらある。(誤解を招かないように附記するが、本書でも地球温暖化が進行中であることを否定していない。ただ、その原因の多くを二酸化炭素に帰している現状に対して反論しているのである。)
私は有機化学の専門家であり、日々、小さなフラスコ中の化学反応を眺めて暮らしている。フラスコの中のように極度に単純化された場合ですら、微妙な温度の違いや微量不純物の存在で全く違った結果になることは日常茶飯事である。気象現象のようにフラスコ中より遙かに複雑な因子が絡み合ったシステムでは、予測が極端に難しくなることは明らかであろう。本書では現在の「二酸化炭素犯人説」が非常に単純化したモデルで解析を行っていること、またそれが誤りであり、それを鵜呑みにすることがたいへん危険であることを多角的に検証している。
昨夜も二酸化炭素犯人説を取り上げ未来を憂えていたニュース番組の某メインキャスターはじめ、暴走中のマスコミ関係者に読ませたい本である。危機感を煽れば視聴率は稼げるし、正義の味方として好感度は上がるだろう。しかし、ここを誤ると「所沢ダイオキシン訴訟」どころの騒ぎではなくなる・・・

