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アイテム詳細

吉川 廣和

ダイヤモンド社

グループ:Book

ランキング:2929

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2007-11-02

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経営の未来

カスタマーレビュー

会社人としてどうあるべきか  (2008-06-25)
一言で言うと、
いろいろなしがらみや足の引っ張り合いなどによって
がんじがらめになっていた組織を
リストラによって風通しのよいまともな組織にしていった話。

特別なことは書いてありません。

でも、その文章に気迫を感じます。

長年、会社の状況に憂いていながらも、
それゆえに傍流にいた著者が、
最後の最後で社長として変革していく過程は、
会社人としてどうあるべきかを改めて考えさせられました。
良書です。

強い信念を持ってこそ、やり遂げられる壁の破壊です。  (2008-06-23)
改革のターゲットとするところは経営的な観点から教科書にあるセオリーに近いものと思います。
しかしながら、ここで類いないところは、その強い意志による本気の実行力、つまり四の五の言わずに、先ずは「改革を形から入るところ」です。
企業の改革は、最近では経営コンサルタントといったその道のプロを雇ったり、改革プロジェクトチームなどを作って入念な調査・分析・検討を行って机上のスキーム作りから足を踏み入れるのでは、内容を揉みすぎたり、トップへのエスカレーションのプロセスで意外とシュリンクしてしまうことが多いようです。
コンサル等の外部が介入した改革は、まるで人ごとのようでビジネスを進める冷たさがあり、危機感も少ないように思います。
強い意志と勇気を持ったトップダウンで実力行使するほうがよっぽどダイレクトに直結したトップ命令であること、トップは有無を言わさない”本気”であることを周知させるには「形から入る」手法が得策だと思います。
それと「形から入る」の背景は、社員が一丸となってモチベーションをアップさせて、チームビルディングを奮起させるためのものであり、ここが最大のミソであると思います。
改善とは異なり、改革には痛みを伴いますが、最大限の気配りと共に社員と一緒に分かち合うことができてこそ、成し遂げられるミッションだということを強く感じました。
本書は、現場主義に立脚したエグゼクティブが実は社内に向けて発した声だと思いますが、これだけ生の声を上げたものは他にはなく、経営のエッセンスが凝縮されて読み応え十分です。

魂のこもった企業再生物語  (2008-06-02)
名門で歴史があるけど、死にかけていた日本企業を見事に再生した社長自身による、痛快な企業再生手記。日経ビジネスの書評欄でBCGの内田さんが褒めていたので、この会社/社長のことは全く知らなかったけど、読んでみた。

厳しい、だけど当然のポイントが多く綴られている。

仕事の心構えについて
・「社内を改革すべき」と声高に叫ぶのは、実行する覚悟も能力も無い正論
・「ないない尽くし」の中で、いかに成果を上げるかが仕事
・会社は競争社会で生き抜く戦闘集団であり、決して仲良しクラブではない

事業の継続・撤退について
・感情で事業の存続を考えてはいけない
・会社の庇護を前提とした「がんばります」「続けさせて下さい」を、真のやる気とは認めない

社内の無駄について
・会議はコスト以外の何者でもない
・効率化とは、価値を生まない仕事を、どれくらい捨てるかである

人材について
・上司に監視されなければ仕事ができないような部下なら、会社には必要ない
・管理職は人を管理するのではなく、仕事を管理する
・伸びる人、伸び「られ」ない人がいる

等々、枚挙にいとまが無い。「型破りな改革」などという副題がついているが、行っていることは決して型破りではなく、企業再生とは結局、しがらみにとらわれず、当たり前のことを当たり前にやできるようにすることに他ならない、ということがよくわかる。しかも、それがいかに難しいかも。

正直、私自身も決して甘い方ではないと思っていたが、著者の厳しさ、そして竹を割ったような考え方には頭が下がる思いがするし、自分がそこまで厳しく考えているか、自省させられた。

また、現場を知らないコンサル会社、それに最近の経営の流行であるモチベーション、トップの先見性、ビジョン経営などをバッサリ切り捨てているのは、全てに同意する訳ではないけど、実務者として理解できる。

企業の経営層だけでなく、管理職全般に是非読んでほしい、魂のこもった良書だと思う。

同和鉱業再興の裏にあった涙の改革推進/実にリアル!  (2008-05-24)
非常に感動した.ビジネスに関わる者としては心に響くすばらしい一冊である.著者は同和鉱業(現DOWA-HD)の現会長の吉川氏,会社の改革に関わったトップ自身が記述した内容だけに,その記述はリアルで迫力がある.今年読んだ本で最高におもしろい部類である.会社の改革推進活動に携わる人には必ず参考になる記述がある.

小生が就職活動をしていた1980年代後半の同和鉱業は,お世辞にも一流のイメージはなく,2000年以降も正直に云うと良いイメージがなかった.いつ頃だったか,会社が変わった印象を持ちだし,2005年頃にお付き合いを開始した頃は全く別の会社のように蘇っていたことを不思議に感じていた.何がこの会社を換えたのだろうか? この本を読んでその理由が良く理解できた.涙ながらの改革を進め,苦しい時期を乗り越えて変わったのである.その事実を知った時に,胸が熱くなった.小生が現在お付き合いしている事業部の話もあり,その涙ながらの業務改革も赤裸々に綴られていた.よくぞここまで記述してくれたと,驚きの連続である.会社を蘇らせるのには,並の苦労では成果が得られるはずが無く,合理化の進捗中に心臓発作で倒れた著者の精神的負担は想像を絶するモノであったろう.それくらい会社を換えることは大変なのだ.

業績の伸び悩む会社で働いている小生にとって,吉川氏の当時の複雑な心境は今の自身を置き換えているように感じた.会社を変えるには,ぬるま湯から抜け出すには,トップの不退転の覚悟とリーダーシップが必須で,それを達成した企業だけが生き残れる,今のビジネス環境はそれほど厳しいと云うこと.この本は,ビジネスに全霊を捧げる著者の覚悟を知る事ができ,その情熱が会社を動かす,そんな当たり前で大切な事実を改めて教えてくれるのである.ビジネスマンには是非一読をお勧めする,真にピカイチの一冊である.

これぞ、会社改革!  (2007-12-22)
古い、官僚的体制が固まってしまっている老舗企業を
革命的に変えた経営者の自伝的一冊。
読めば読むほどに、古い枠にはまっている企業が変わっていくには
経営トップがどれほど本気になっているかが必要だということが
理解できる。経営トップが動かなければ改革など出来ないのかもしれない。

今は、「環境」のDOWAホールディングスがどんな改革をしたのかを
教えてくれる一冊です。