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Lomb Kat´o
米原 万里

筑摩書房

グループ:Book

ランキング:41914

価格:¥ 998

ポイント:9 pt

発売日:2000-03

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カスタマーレビュー

脱英語へ  (2008-08-02)
 
 たくさんの絶賛レビューがあるので,すこし違う角度から。
 (もともと弱小出版社からだいぶ前に出されていたもの)

 1)この本を読んで考えたのは,まず,語学の才能。
   これは確かに存在するとおもう。努力では越えられないもの。

    日本人とドイツ人を,ポンとブラジルに放り出すと,ドイツ人のほうが早く
    ぽる語を習得するらしいので,母国語との関連もあると思うけども。

    わたしは,いくつかの言語習得に挫折しているので。

 2)この本の作者は,外国語の勉強のしかたのほか,圧倒的大言語である英語への
   痛烈なパンチをはなっている。

   陰には,ロシアという巨大帝国v弱小国ハンガリーという図式。
   ロシア人は,色が白くて背が高い。身振り手振りがすごい。
   やっぱり,ハンガリー語は東京では小さくならざるを得ないだろうな。

 ☆ 翻訳は,故米原万理さん。たしか共通語→エスペラントみたいな考え方の人で,
   ≠英語だった。
   空前絶後のロシア語の達人。この翻訳も,落ち着いた,非常に達意の日本語に
   転換されている。

 ☆ レバノン〜シリアあたりに行くと,7ヵ国語ぐらい使うビジネスマンがふつうで,
   3ヵ国語の中年の日本人は,けっこうたじたじだったことを,思い出す。

   アムステルダムもそう。マレーシアもそうで,マラティがわかれば世界が広がり,
   ビジネスが広がる。北米では,スペイン語がわからないとおいてきぼりになる。
   日本人が「語学留学」していても,アメリカで英語しか勉強しないのはほんと不思議。

 ☆ 日本の外国語教育が,英語だけに偏りすぎているのは確か。複数言語習得へ向けた
   システムをつくるべき。

 ☆ 英語だけの人材はあまり役に立たないのも確かで,
   外国語学部というのが,すたれているのは理由があるとおもう。
   有力私大でも学部名称を変えてしまっているので,弊社の採用面接のときなど
   面食らう。
   
   ほんとに使える人は,外国語を使って現場で仕事をして,専門知識を生かしている。
   大手企業でも,語学習得はOJTでやらせることにして,英語だけという日本人はあまり
   採用していない。アメリカで現地採用とかする。
   せめて,アジアだと,北京語広東語インドネシア語のどれかひとつ。
   タイ,ピリピノ,マラティ,ヒンディとかも。

   こういうトレンドは,大学や高校の英語一辺倒主義とか入試英語のばかばかしさと
   関係があるのではないかなあ。
   
  ■この著者は,平凡なことをいってるだけだし,控え目に,プロの翻訳とか通訳の
   楽しさ難しさを語っている。これがじつにすばらしい。

 
 時空を超えて語る小冊子。
 おもしろい。この夏,涼しいところで冷たいものでも飲みながら,
 ぜひ一読をすすめます。
 この本は,なにか非常に脳を刺激します。

 

外国語学習の意欲を掻き立ててくれる本  (2007-12-30)
外国語学習の意欲を掻き立ててくれる本です。
多くの外国語をものにした著者の体験はとても参考になります、著者の母国語のハンガリー語はヨーロッパ系の言語ではないので、そのノウハウは普遍的なものしょう。
そのノウハウは決して変わったことではなく、むしろオーソドックスなものですが、言葉をものにするための王道なのでしょう。中国語や日本語もかなりなレベルにまでたっしたようです。はじめに辞書を分析するという方法がかいてありましたが、どうなのでしょうか。わたしは入門書からこりこりやるほうなのでちょっと意外な方法でした。
意志を通じようとする意欲に関する逸話でモンゴル人と汽車の中で乗り合わせて、言葉を知らない状況でありながらも料理の仕方をお互いに教えあったというのが興味深いです。

これぞ、真の外国語学習の指南書  (2007-02-23)
ただ単に外国語に興味のあるだけの人でも、今学習しているという人どちらにも
おすすめの本です。本書は、安っぽいハウツー本とは違い、
外国語学習において重要なポイントを論理的に、かつわかりやすく説明していて、
ところどころにユーモアも混じっています。堅苦しい本ではないし、
他の言語の比較などもあり、読んでいて楽しいです。
ただ「〜するべし」と勉強法を紹介するだけでなく、
・なぜ外国語を勉強するか?・どんな言語を勉強したらいいか
・ロンブ・カトーさんの外国語勉強法を例をあげてわかりやすく説明
・ことばの魅力 ・通訳の世界
などなど、興味深いです。

訳もすばらしく、訳者は米原さんという日本屈指のロシア語通訳の方です。

アンチハウツーもの  (2005-12-05)
ちくま文庫は押しなべて価格が高いが、内容は素晴らしい。
外国語学習となると、英語で学生ならば英検、TOEFL
社会人ならばTOEICなど試験競争みたいな意味が帯びすぎている。
参考書籍も問題集も甘いタイトルでアホほど本屋に並べられている。
問題集を解く行為は、学習というより消化だ。

著者は理系出身とあるせいか、
外国語の学習に当たっては、論理的で現実的なことを指摘している。
誰でもかれでもああしろこうしろとは言い出さない。
きちんと身に着けるには毎日勉強しなくてはならないし、
出来れば職業先生を見つけろという。

しかし、もっと特徴的なのは、外国語学習は多文化を知るという
実り豊かな、実に楽しい行為であるということを説いている点に
あるだろう。
著者の母国語がハンガリー語という日本語と同じウラルアルタイ語族
であるところにも共感しやすい。

職業訓練として外国語を学んでいる方のほかにも、
学生でも中高年でも、外国語学習者は一度お読みになれば
損した気にはならないはずだと思います。

実用書というよりは  (2003-10-26)
 この本、勉強にいきづまっているひとにはバイブルみたいなものです。精神安定剤みたいなものかもしれない。
当たり前といえば当たり前のアドバイスですが、ロンブーさんがいうからこそ説得力があるんです。
 語学をやっている人は読んでいくとよいと思います。
シュリーマンの「古代への情熱」と共通したものがあります。