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アイテム詳細

G.K.チェスタトン
中村 保男

東京創元社

グループ:Book

ランキング:340991

価格:¥ 462

発売日:1977-09

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カスタマーレビュー

パラドックスのお手本  (2006-11-25)
題名通り「逆説」をテーマにした作品集。「逆説」はブラウン神父物の一つの特徴でもあるので、本作を最後のブラウン神父物にしても良かったと思うが、作者には特に「逆説」に拘る理由があったのであろう。

有名な「背が高過すぎて見えなかった」等の「逆説」が披露されるが、作品の中で使用されると、その巧妙さに舌を巻く。これも、作者の深い人間観察に根付くものであろう。そして、これらの「逆説」が無理に捻ったものではなく、自然に作品に溶け込んでいる所に作者の素養・見識の高さを感じる。

「逆説」に拘った作者の傑作短編集。

謎自体を扱った探偵小説  (2006-05-24)
 逆説を用いた探偵小説。謎自体を抽出するならば探偵小説といえるのか? と疑問に思うのだが、そこは論客チェスタトン、みごとな探偵小説に仕上がっております。

 私のお気に入りは「愛の指輪」これは上手い!! そしてガラッと反転する展開、最後の最後まで気を抜けない。面白かった♪

最後の短編集  (2005-08-29)
チェスタトンの小説を評するときには枕詞のように使われる「逆説」という形容詞ですが、本作では作者自らがタイトルに逆説(Paradox)という言葉を用いています。

本作は官職にあるポンド氏が会話の中で逆説めいたことを言ったのを聞き咎められてその種明かしをするという構成になっていて、事件から結論を引き出すのではなく、まず命題が提出されてそれがどういった場合に成り立つのかを解き明かしていくという形式になっているのが特徴です。