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日経サイエンス
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発売日:1984-12
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フラクタルの美
(2004-03-20)
始めてカオス理論を知ったとき、有頂天になった。
この理論があれば、何でも、そう天気、心理、経済でも
説明がつくんじゃないかと思ったのだ。
(ひも理論なんて存在すら知らなかった)
そうした錯覚に陥ってしまうほど万能な理論体系に思えたのは
既知の考え方を覆してしまう「分数次元」という考え方だ。
小学校レベルの「さんすー」しかわかってない私にとって
平面=縦と横
このように簡単に把握できるものだった。
ところが平面は線が無数に集まって形成されたもの
じゃ、その線がちょこっと足りなかったらどうする?
それは平面って言えるの?
そんな低レベルなところで行き詰ってしまう私でも読めたのは
フラクタル幾何学がおりなす、美しい世界があったからである。
模様が、寄り集まってまた同じ模様を作る。自己相似性の
典型図、ジュリア集合
名前からして雅やかな響きである。
こうした甘美な世界を知ったとき、身の程知らずにも程があるが
カオス理論へずるずるはまっていってしまったのだ。
青春の戯言とでもいうべき、熱心さでずぶずぶはまってしまい
脳に硬化現象が見られる今になっても抜け出せないでいる。
理論なんかうっちゃっておいてもいい。
この美しさを是非堪能していただきたい。

