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アイテム詳細

三枝 匡

日本経済新聞社

グループ:Book

ランキング:16119

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2001-09-17

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レビュー(Amazon.co.jp)

?「太陽産業の役員室で開かれた経営会議は、上期の業績不振にもかかわらず、役員たちに危機感がまったく見られない。かつての花形企業も今は成長が鈍化し、マスコミには叩かれ、学生の人気も失せている。このままでは長い会社の歴史が終わる―― そう判断した香川五郎社長は決意を固め、まず役員人事で大なたを振るったのだったが…」

???本書のストーリーは、事業再建を専門にするコンサルタントである三枝が、過去にかかわった日本企業5社の事業改革を題材にしたもの。ストーリーはノンフィションとフィクションの間、つまり5社での体験を素材に、どの企業にもあてはまる「経営改革のモデル・ストーリー」を構成したものである。

???本書はフィクションであるが、それを感じさせない強烈なリアリティーを放っている。改革のもと、社内に生じる政治力学、葛藤、抵抗勢力とのかけ引きといった細部が徹底して描きだされているのだ。著者はストーリーの進行に合わせて組織硬直化の「症状」を分析したり、改革の「要諦」をまとめたりして、逐一処方箋を示していく。

???ストーリーは、現実の直視と分析、先導者の組織化、改革コンセプトの共有、戦略の意思決定、改革シナリオの現場への落とし込み…という改革のモデルパターンをたどって進む。自ら改革すべき企業の代表取締役となり、リスクと利害を共にするコンサルティングスタイルを取る三枝ならではの経験と知識がストーリーの中に凝縮されている。

???本書は、経営改革のシミュレーションとして他に類を見ないテキストである。けっきょく、「太陽産業」は各役割を担うリーダーが機能し、8年ぶりの年間黒字決算を達成するのだが、ここに日本企業再生のシナリオがあるような気がしてならない。(棚上 勉)

カスタマーレビュー

スリリングある企業小説  (2008-11-05)
とにかく面白い! そしてスリリング!

一大企業グループ内にあり、
赤字を垂れ流し続けるお荷物の事業部を立て直すというストーリー。

三枝氏が昔関わったコンサルティング案件を下敷きにしているとのことで、
非常にリアルで、読んでいて引き込まれる。

そして深い!
さすがの名コンサルタントの著書だけあって、現状の問題をどう打開するか、
という問題解決のプロセスは多くの人にとって有益な内容でなかろうか。

昨今流行のロジカルシンキング指南の本に物足りなさを感じている方に
是非読んでもらいたい、おすすめの書!

年功序列、年次序列でいいの?  (2008-07-22)
日本の社会は年功序列、年次序列が支配して、問題点があっても次第にわが身がかわいくて誰も何も言わなくなる。状況を分析し、戦略を練ったところで、主人公のように本気で改革をするには胆力が必要と思われるが、自分がその立場になったら実行しきれるか自信がない。短期的な株主はステークホルダーではなく、その会社からの収入で生計を立てている人が真のステークホルダーで、まさに問題に立ち向かわなければならない当事者なのだ。

改革のすべてが詰まっている  (2008-06-26)
一気に読みました。
企業が改革を行うときに必ず起こることが克明に書かれています。
特に改革の推進者や、抵抗勢力の言い分、考え方が詳細に記述されており、
目の前で改革が展開されていくリアリティがあります。
企業改革のバイブルとも言える内容です。

参考にします。  (2008-05-31)
読んでいる途中で、「あっ、同じだ。」と思う部分がたくさん書かれてあり、とても他人事とは思えなくなりました。明確な目標、気骨な精神力、大切ですね・・・・。とても参考になりました。

企業再生の現場を見てきた方だから書ける本  (2008-05-22)
「経営の要諦」や、「死の谷」というキーワード等、著者が実際に携わってきたから経験からにじみ出てくる言葉やストーリー展開に圧倒された。
コンサルスキルや問題解決を学ぶ本として、教科書的に整理されている本は多々あるが、希少な経験をされてきた著者だからこそ書ける内容は、やはり勉強になると思う。
同種の仕事に就いている者として何度も読み返して参考にしたい本。