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アイテム詳細

久住 昌之

二見書房

グループ:Book

ランキング:430019

価格:¥ 1,260

発売日:2004-12

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珍しく面白くない…  (2005-01-28)
久住さんの著作は好きなのですが、う〜む、今回は
得意の食べ物分野なのになぜか面白みが少なかった。
リズム感の悪さも少し感じたし…。
やはり食べ物エッセイには泉氏のイラストが必要なのかもと
正直少し思いました。食べ物を書くって難しいね。

食い急ぐ人、久住昌之  (2004-12-28)
 椎名誠は友人沢野ひとしが食事をするさまを指して、「食い込む」と表現した。のこぎりが切断しようとする木の面にぐいはまっていく感じ。私は久住昌之の食事のさまを、「食い急ぐ」と表現したい。「生き急ぐ」という言葉があるが、あの食事版。志なかばで斃れた高杉晋作のように、「食い急ぐ」。高杉晋作は明治の夜明けを見ずに亡くなったが、久住昌之は「鰻重」を七割方食べたところで食欲を満足させてしまうのである。「食い急ぐ」からだ。
 東海林さだおが漫画・文章を通じて使っている表現に「アグアグアグ」がある。ものを咀嚼する音だ。誰も東海林以前に「アグアグアグ」とものを食べた人はいなかったはずだ(ちなみにビールは「ウグウグウグ」)。久住の食表現で好きなのは「吸い食い」というやつだ。食い意地のあまり、口が迎えに行く。おなかが空いているから「ねこまんま」だって吸い食いしちゃう。下品だ。わかっていても停まらない。
 このエッセイ集は「問題小説」に連載中の「食い意地」の単行本化で、若干の加筆修正がされている。毎号楽しみに読んでいる連載なので、この単行本化は非常に嬉しい。全二十八篇、食い急ぐさまをぜひご覧頂きたい。私は久住エッセイの真面目な読者ではないが、泉昌之ユニットで久住さんが出てこられたころから続けて読んでいる。泉昌之漫画の原作をやっておられたころは、「ボク」という一人称の似合う印象だったのに、単独活動になられてからは「俺」の人になられたのでちょっとびっくりした。この本でもかなりの俺主張があり、そこが可笑しい。「納豆のおいしさがわからないなんて、日本語が通じないようなもんだ」とかね。俺語りでありながら、自分がそこまで偉い人ではないということを自覚する節操もあり、したがって読後感はすっきり。一言で言えばこなれがよくて、腹が減ります。読後、午前五時だったのにそのまま走って立ち食いそば屋に行ってしまった。食い意地爆発。