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白泉社
グループ:Book
ランキング:61761
価格:¥ 630
発売日:2003-06
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カスタマーレビュー ![]()
名作
(2007-12-03)
私の尊敬してやまない羅川先生の作品の中でも、
異色を放ち、かつ最高の作品のひとつであるこの作品・・・
読めばわかると思います。。何も言うことはないでしょう。。。
読んだあとにこんなに充実感を得られる作品がいったいどのくらい
あるのでしょうか。
とにかく読んでみてください。
損は絶対にさせない作品です。
名作!
(2004-10-09)
少なくとも私にとっては、『ゲイ』という観念に初めてふれた作品だったように思います。彼らもまた普通に(そしてこの普段、意識することなく使っている「普通」という言葉に、ゲイの人たちばかりでなく、誰もが苦しめられているように思うのですが)、愛する人との幸福な人生を求めているだけだという当たり前のことを教えてもらったように思います。
そして、カミングアウトや偽装結婚、エイズ、いわれのない人々の差別や非難の目といったゲイをめぐるさまざまな問題にも目をひらかされました。この作品を読んだ後、ゲイについて書かれたものを読み、彼らにとってカミングアウトすることが自分で自分を受け入れるという、自己肯定につながる大切なものであるということも知りました。
さらに、羅川さんの描く、少女マンガの世界ではちょっと骨太で、生きた人間を感じさせるような重量感のある絵が、舞台となっているニューヨークという舞台としっかりとマッチして、この作品をより深いものにしていたように思います。
個人的には、クールでファニーなゲイのJB、ケインとメルの養女となったエリカ、そしてケインの両親、ジョージとエイダが大好きでした。特にエイダが、自分の中の偏見を認め、それを取り除き、息子であるケインとその恋人メルを受け入れようとする姿に、心を動かされました。
こう書いている私の中にも、偏見があるかもしれない。けれども、少なくともこの作品を読んで、ゲイだとか何だとかという枠組みを取り外して物事を見るようになりたいと強く感じました。
マンガという枠を越えた「ゲイシーンの名作」だと思います。
思わずのめり込んでしまう作品
(2004-01-06)
この作品を読むきっかけは友人の協力な後押しだった。最初は同性愛者の話としか把握していなかったので、読むのを拒んでいた。そう、私は同性愛者をテ−マとした書物が非常に苦手なのである。きっかけは昔別の友人に借りた同人誌に掲載されていたやおい漫画。ひたすら続く同性のセックスシ−ンに嫌悪感を抱いたからである。しかし、この作品は全く違っていた。主人公はメルとケインの二人。この二人が出会う事から始まるこの作品。彼等はすぐに惹かれあい、親密になる。でも、そこからがこの話の見所である。ケインは自分がゲイであることを両親にすら打ち明けられない。これは、ゲイに対する周囲の認識を恐れているからである。この作品はゲイの認識に対する社会的問題を交えて彼等の葛藤や、両親の理解、多面的に物事を捕らえ、忠実な心理描写を創りあげている。後半部分になると、もう同性愛などという枠にくくっていた自分が馬鹿らしくなってきてしまう、そんな作品である。

