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産経新聞ニュースサービス
グループ:Book
ランキング:26678
価格:¥ 680
発売日:2001-03
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カスタマーレビュー ![]()
明らかになる中国の権力闘争と文化大革命
(2008-01-27)
証言や史料を始めとした史実に基づき構成された本書は、四人組の権力闘争と、大虐殺へと繋がった文化大革命、劉少奇の失脚など中国現代史を知る上では欠かせないものばかりが記述されている。全三巻だが、ぜひとも読破すべき良書である。
そして、朝日新聞や進歩的文化人が当時は文化大革命を賞賛していたという事実も忘れてはならない。彼等にはやはり、反省が必要だろう。
力作
(2007-08-29)
本書は、産経新聞取材班の執筆によるものだが、産経新聞社は「反中国的報道」を理由に中国を追われ、30余年にわたり北京支局の開設を拒まれた、という事実を本書ではじめて知った。一切の批判を封じた当時の中国指導層に対する反感も本書執筆の大きな動機であろうが、ひとつの中国現代史として本書の出来栄えは傑出している。毛沢東関連の書籍には少なからず目を通してきたが、迫力において本書は他の邦書を圧倒している。ジャーナリスト諸氏の力量に改めた感服した。
20世紀の赤裸々な中国史
(2006-04-14)
共産党の一党独裁による中華人民共和国の成立以降の中国現代史を自分なりに整理したくて本書を読んでみた。
多くの文献に当たって書かれた文章で、客観的であろうとするジャーナリストによる文章だと思った。感情的になったり、一方の側からの独断的な視点だったり、することなく出展を明らかにしながら客観的に記述する文章はさすがだし、読みやすい。
毛沢東のカリスマ性がどこから来ているのかはわからないが、そのカリスマの意図とその取り巻き連中の行動が明らかになって面白い。
プロレタリア文化大革命、四人組の失脚、林彪失脚、周恩来の死去とそれに続く第一次天安門事件、米中国交回復劇。教科書では事実しか語られないだけに無味乾燥になってしまう事件を上手に描き出していると思う。
ワンマン社長
(2003-05-25)
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凄まじい中国権力闘争の内幕
(2001-04-12)
毛沢東とは?中国現代史とは?こうした読者に正面から応えた単行本の嬉しい文庫化である。新聞連載をまとめたもので、難解な人名にはるびや肩書きが親切に付けられ、各編の冒頭には、それまでの経緯も触れられている。巻末には年表と索引もあり、私のような中国門外漢の読者にとっては、とても配慮の行き届いた編集がなされている。中国ものだからといって、漢字が多いのを苦にせず、一気に読む進むことができる。
産経新聞取材班が入手した二百五十冊の文献を検証した「毛沢東秘録」は、中国指導者たちの凄まじい権力闘争の内幕を暴き出している。とりわけ、政治生命を賭けた指導者たちの肉声は強烈である。「闘争するにはまだまだ機会をうかがい、念を入れる必要がある。だが、戦争を準備するという考えは片時も忘れるな。目を光らせ、耳を開き、口はしっかり閉じるのだ」(四人組と対立した 中国共産党副主席・葉剣英)、「革命と独裁。いかにして政権を打ち固めるか。人を殺すことだ」(四人組のひとり張春橋)、「革命とは食事に客を招くことではない。文書を書くことでもない。そんなに優雅で、お上品なものではない。革命は暴動である。ある階級が別の階級を転覆させる暴力的行動である」(毛沢東)など。
全三冊のうち、上巻では、毛沢東死去後の華国鋒・葉剣英ら最高指導部と、江青ら四人組との権力闘争(一九七六年)、そして、その十年前に毛沢東が発動した文化大革命で、劉少奇ら実権派に対する容赦のない追い落とし劇が描かれている。党内序列二位・国家主席の劉少奇ら実権派に対する家族も巻き添えにした追い落とし劇は、文化大革命の凄まじさがよく出ている。そこにあるのは、巨大な中国を舞台にした毛沢東思想をめぐる権力者たちのいわば”獣性”と言っても過言ではなく、こうした先に、あのカンボジア・ポルポト政権の悲劇もあったのかと、いろいろと想像が及んでしまう。隣国日本の私たちとしても、中国の指導層が、このような権力闘争の伝統を持っているということを、しっかりと認識しておくべきではないだろうか。

