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アイテム詳細

山口 敦雄

毎日新聞社

グループ:Book

ランキング:97565

価格:¥ 1,365

ポイント:13 pt

発売日:2003-07

通常4〜5日以内に発送

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カスタマーレビュー

非常に読みやすい  (2008-09-27)
 毎日変態新聞エコノミストの記者が書いたため、【 そこそこ会計について勉強したくらいのマスコミ人 】という視点と知識の度合が、本書を入門者や門外漢にとって非常によみやすいものとしている。
 
 
 また、(2003年出版の本にこんな評価を下すのは会計業界の流動性を言い表しているようでなんだが)会計監査業界の歴史・移り変わりを気軽に知りたい人にもお勧めである。
 
 本書で「監査業務を寡占している最大手」として挙げられている四大監査法人。
 たった5年後の今、そのうち2つの名前が、無い。
 

フィクション  (2008-06-06)
工作員がよってたかって星の数を上げているが、読めば一目瞭然妄想の塊、ただの推理小説である。

犠牲になった会計士  (2008-02-10)
 1995年9月に起きたあの大和銀行ニューヨーク支店の臨時巨額損失事件に端を発した「大和」の解体、改組、「りそな銀行」の発足という流れの中で一人の会計士が「自殺?」した「事件」を詳細に扱っている。やくざか絡みの噂もあった事から殺人説も浮上していたが、著者は「自殺であった!」と結論付けている。しかし、本当にそれで正しかったのか、今読み返してみると、あらためて疑問点が沸いてくるのだ。大阪堺筋本町に、当時「バブルの塔」と言われた高層本社ビルを建築した大和銀行、そのそばにある新日本監査法人が、「いい加減な監査」を「適当に」していた。その後、新日本よりはましとということで、りそなになった今はトーマツが監査をしているが、その前段階で朝日監査法人が監査をしていた。本書はそのときのお話。朝日も今は「あずさ監査法人」に名前が変わった、ああややこしい。
 会計士の「自殺」は何を意味するのか?それは、本当に「自殺」だったのか、と本書の腰巻にはある。本書は、実名の会計士、金融関係者、政治家等がふんだんに出てくる。個人的に良く知っている名前も出てくるので、良くわかることはよくわかるが、なんで、このときの教訓をその後生かさなかったのかという事をあらためて思う。その後、アメリカではエンロン、ワールド・コム、日本では西武、カネボウ等、いろんな会社のもっと性質の悪い不祥事が相次いだからだ。
 遅ればせながら日本も経営者の性悪説に立脚した会計監査を行うべき時期にきているようだ。

あらためて読み返してみて  (2006-09-25)
 景気回復により銀行決算は絶好調の様相を呈しており、この悲劇がつい3年半前の出来事であること自体、にわかには信じられない。あらためて読み返してみて、当時この本を読んだときには感じなかった「やるせなさ」を感じた。今日もまた金融市場では、浮かれた輩が、目の前に確かに存在する巨額の利益数値を見て、自らが生み出していると錯覚し興奮している。単なる景気循環によるものであることには気づかずに。彼は天国から、死を選ぶ必要などなかったと後悔してはいまいか。そう考えると、涙がでてきた。
 当時のレビューアの方の比較的厳しい指摘のとおり、確かに本書には細かい用語の誤りはある。分析も甘い部分もあろう。しかし、事件から短期間で書かれたこと(ジャーナリストとしてその必要があったことも理解できる)、著者が年齢的に若かったこと及び会計監査には必然的に守秘義務が伴うことから目をつぶってもよい。
 それよりも、この悲劇が本として残されたという事実に対して最大の評価がなされてもよい、という気分になった。

ノンフィクションとしては力不足  (2005-03-19)
人の死に意味があるのかないのか、それは故人より残された家族にとって大きな問題だ。りそな銀行の監査を巡るゴタゴタと一人の会計士の死。国あるいは政府、権力をもつ組織の狭間で何が起こってどうして死を選択したのか…。
経済専門誌の記者のジャーナリズム魂はいかがなものか?とかなり期待して読んだが、臨場感や気迫が感じられない。淡々と時系列に成り行きを追い関係者を洗い出すだけでさらりとしすぎている。申し訳ないが、筆者は遺族に感謝される故人の記録を書こうとでもしたのだろうか?と疑いたくもなる。