長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン
書籍紹介
カテゴリー
QRコード
アイテム詳細
明石書店
グループ:Book
ランキング:356282
価格:¥ 2,625
ポイント:26 pt
発売日:2002-08
通常3〜5週間以内に発送
このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4750315931/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
買うのはよほどの三浦ファンくらいか
(2003-06-04)
1989年没の三浦つとむの追悼文集である。
第一部は、三浦の言語理論・政治理論・弁証法理論を自分の研究や実践に生かしている学者・研究者・運動家の文章が中心。
第二部は、三浦が参加した大衆運動で関わりを持った人たちや、私的に懇意にしていた人たちの思い出が主である。三浦の人間性を知るのに良い話がたくさんのっている。
第三部は、三浦の著書への批評、数点。
第四部は他著作未収録の小品集か。
第一部に三浦の弁証法に影響を受けた板倉聖宣が書いている。現在、三浦に劣らぬ旺盛な知的生産性を示しているのは、彼ぐらいのものであろう。
かれは一部の三浦ファンに実践を伴わない理論倒れという危惧を抱いて、「弁証法は科学じゃない。ことわざにすぎない」その程度に考えて、ともかく実践!の手引きにしなさい、と三浦教信者が聞いたら教義論争になりそうな警告を発している。
三浦自身「弁証法は使ってみなくちゃ分からない」とよく書いていた。しかし、理論的能力という主体的条件が伴わないため「真理は条件を無視すると誤謬になる」を地で行ってるような文章や、悪い意味で哲学化している文章が第一部にも散見される。
冒頭に写真集がある。写真に撮られた三浦は、子どもの頃から常にはにかんだような微笑しか見せないが、吉本隆明の娘二人が病室に見舞った際のスナップでは歯を見せてほほえんでいる。

