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世界思想社
グループ:Book
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発売日:1996-08
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世界でひとつだけの幸せ―ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生
カスタマーレビュー ![]()
偶然の出会い
(2008-06-30)
どういうわけで本書を読むことになったのかは
わからないけれど、とにかく感動の1冊になった。
最適経験から得られるフロー現象の説明から、
フローの条件、身体のフロー、思考のフローまで
細かな分析。
心理学素人のワタシには最初難解な部分もあったが、
その分、集中して読めばまさにフロー状態。
目からウロコの書でありました。
特にフローとしての仕事、カオスへの対応など、
読めば必ずや、人生に対する考えが変化すると思います。
理論書ではない
(2007-03-27)
原書は、一般人向けに書かれたようだ。Flowとは何か?まずはきちんとした定義がこの本にはない。文脈から判断するには、楽しく時間を忘れるような没頭する体験というところか。幸福を追い求めても、不幸になるだけ。Flowを理解した方が、幸福感が得られるというもの。
しかし、この本では事例がいっぱい載っているが、その核となるものは一体何なのか、分からない。理論を説明するための具体事例ではなく、事例の中から読み取らなければならないのが難点である。
訳者あとがきでようやく分かったが、マズローの5段階欲求仮説の自己実現的なことを言いたかったのだろうか。
訳の題名も、本来はFlowであるにもかかわらず、現象学とまでつけてしまったのは、勇み足としか言いようがないだろう。
楽しみ・幸福に関する研究成果
(2007-02-01)
◆本書は著者M・チクセントミハイの研究成果を一般向きに要約したものである。
その研究とは
「人は最も楽しいときにどのように感じ、そしてそれはなぜなのか」。
「フロー」とは楽しさを体感している被験者の共通した主観的説明、
「流れているような感覚」に由来し、命名したものであり、
その内容は「ひとつの活動に深く没入しているので他の何者も問題とならなくなる状態、
その経験それ自体が非常に楽しいため、純粋にそれをすることのために時間や労力を費やすような状態」
を指し、本書でフローの原理が解明されている。
◆フロー理論に関しては
その主要な8つの構成要素、フローに至るまでの3つの変遷過程の基本的段階、
また幼児期の家庭状況もフローを達成しやすい自己(自己目的的パーソナリティ)の心理形成に影響を与え、
この自己目的的家庭状況の5つの特徴も示されている
これらを活用することで、フロー体験しやすいよう、生活を整えることができると思う。
☆さらにこの理論はまだまだ発展するだろうと思われる。
本書を読めばわかるが、
ここで示されているフロー実現の方向性は意識を無秩序な状態から秩序ある状態に移行させるものである。
したがって内的に無秩序な状態を作る諸要因への対処法についてはがら空きである。
個人的に昨今の目覚しい心理療法の発展を垣間見た自分には、
フロー実現には自我意識の除去という方向でのアプローチもかなり現実的な方法として考えていいと思う。
☆ついでに個人の具体的経験のなかでこれらを実践し、試行錯誤を重ね、
作成過程で削り取られたデータを補完し、
独自にこの理論を再構築していく創造性も大切であるように思う。
楽しみも自己の統制から。
(2006-09-02)
骨太の1冊です。「楽しみ」や「自己啓発」に興味を持つ
普通の人に、本書をお勧めできるか、または気軽に受け入れ
られるかは、甚だ疑問です。専門書としては、いろんな側面
から「楽しみ/喜び」にいて研究された内容が記載されている
ので、多分素晴らしいものなんだろうと思います。
本書が伝えている
「楽しみが生じるためには、自己目的的な自己を持つこと」
つまり…
目標設定の重要性
注意を集中させること
意識を統制し、自分をコントロールすること
をもう少し分りやすく、楽しく伝えていれば間違いなく、
☆5つだと思うのですが。少し残念です。
人を扱った数多く書籍の頂点!
(2006-01-27)
私はコンサルタントとして、
人がどのように自ら幸せをつかむことができるか、という観点で、
様々な企業・人材に接し、また様々な分野の書籍・論文を読んできました。
本書は、これらの経験を統合してくれるだけの力をもっています。
まず、自己啓発の書として最高のものです。
スティーブン・コビーの「7つの習慣」を上回ります。
次に、経営書としても最高のものです。
人のモチベーションを如何に高めるか、ということについて、
外発的誘引、内発的誘引を様々な角度で解説した良書が沢山ありますが、
本書は最も深く、かつ実現可能な方法でモチベーションを説明しています。
更に、人間科学書としても最高のものです。
初版が1990年と古いにもかかわらず、
現在の最新の自然科学と整合しています。
進化理論を前提として捉え(リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」など)、
人が進化の過程で如何なる能力を獲得してきたかを踏まえ(スティーブン・ピンカー「人間の本性を考える」など)、
人の脳が如何なる働きをするかを適切に理解し(アントニオ・ダマシオ「感じる脳」など)、
人がよりよく生きるためにどう考えるのかを整理し(ダニエル・デネット「自由は進化する」など)、
歴史・文化・社会・組織と個人との関係のありかたを模索し(ジェイムス・C・デイヴィス「人間ものがたり」など)、
宇宙と個人との関係まで統合しようとしています(N・D・タイソン「宇宙 起源をめぐる140億年の旅」など)。
人という視点で、
自然科学・社会科学の知見を見事に統合したものは本書以外に知りません。
更に、西洋と東洋の表面的な文化の違いの奥に隠された
共通事項まであぶりだしています(フロー理論=荘子)。
本書を読んでおかないと人生損します。
私のなかでは、本書は知識の中核的な位置付けになりました。

