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青土社
グループ:Book
ランキング:99975
価格:¥ 1,300
発売日:2002-06
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黄色い本―ジャック・チボーという名の友人 (アフタヌーンKCデラックス (1488))
レビュー(Amazon.co.jp)
???詩と批評、を副題に持つ文芸雑誌「ユリイカ」の、漫画家・高野文子特集号。
???小説家の川上弘美や編集者の竹熊健太郎など、豪華な執筆陣による高野文子作品批評や、詳細な全著作解題など、魅力的なコンテンツが並ぶ。が、本特集の目玉はなんといっても、高野文子「奥村さんのお茄子」雑誌初出稿再録と、大友克洋、魚喃キリコとの対談2編の収録であろう。
?「奥村さんのお茄子」は、『棒がいっぽん』に収録される際、表紙を除きすべて描き直されたため、今回再録の初出稿は多くの人にとって新作と言っても差し支えないほどのものだ。作者の意思で描き直されたとはいえ、初出稿の出来が悪いわけでは決してなく、ユニークな物語の完成度は高い。単行本収録版と比較して読むのも、また一興かもしれない。
???また、ほとんどメディアに露出しない漫画家であった高野文子が、2人の同業者と語らう対談はファンにとって待望の企画だろう。大友克洋との対談での『黄色い本』についての討議では、創作における高野文子の視点や姿勢が明らかとなってきわめて興味深いし、魚難キリコとの女性漫画家同士の気さくな対談は楽しい。「私の特集が組まれるのもこれが最初で最後でしょう」とは本人の弁だが、これ1冊で決定版といえるほど、充実度は高い。批評だけでなく、肝心の作品もちゃんと読めるので、ファンにも高野漫画未体験の人にもおすすめだ。(横山雅啓)

