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青土社
グループ:Book
ランキング:283000
価格:¥ 2,730
ポイント:27 pt
発売日:2001-12
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カスタマーレビュー ![]()
一級の作品
(2006-12-08)
素晴らしい本だと思う。
本来、描き出すことも、説明することも難しい何かを、捉まえようとしている。
それに成功しているのかどうかは、読者の判断に委ねられるだろうが。
他の凡百の書籍と比べれば、その質は抜きん出ている。
ただ、野口晴哉自身の著作、さらにはこの著者が翻訳したナムカイ・ノルブの
著作と比較してしまうと、何か物足らないものを感じてしまう。
中沢新一の『虹の理論』を読み直しているような気になってしまうのも
原因だろうが、野口やノルブの著作を読むときに生じる意識の変性が、
あまり起こらないのである。
そこまで期待し、要求してしまうと、点は辛くなる。
そして、後書きの墓の前でのエピソードが、著者の不安の顕われのように
感じられてしまうのである。
しかし、何はともあれ、一級の作品だと思う。
中沢新一の影響が強い・・
(2004-11-08)
本格的な野口晴哉論で、とても熱い思いが伝わる本であると思うけど・・
あまりにも、中沢新一の影響が強すぎないでしょうか。あまりに使う言葉や文体が似ているので、ちょっと引いてしまう・・著者はチベットへ行ったくらいだから、中沢新一によって思想形成してきた人だと思うけれど、この本を読む限り、まだ完全にその影響から抜けきれていないような感じがしました。
謎の偉人傳
(2004-06-04)
整体は技法の全貌が明らかになるまではわからない世界だろう。この書は技法についての系統的な順を追った説明はなく、伝記としても資料不足である。その部分をフランスやチベットをもちだしてレトリックで補おうとしている。だから勿論全く野口整体というものを知らない人には不向きであり、知り合いが誉める類の書物である。だが部分的にハッとさせられる説明があり、誰もが疑問に思う点、例えば事故にあう事が治療であった、死を向かい入れる準備、霊が呼ぶ、などの興味深いエピソードが語られる。がしかし、やはり技法が具体として説明されないので不満が残り、伝記的事実も内部の人間にしか語られてないことはそのままになっている。(例えば早すぎる死の理由や、松本道別から受け継いだ技はなにか、その他たくさん)だから技法の歴史もはっきりしていないところはそのままである。
だが後書きを見ると驚愕することに著者は墓の前で許しを得たことになっている。有名な遺稿が載せられているが、それとともに人間の運命についての謎の前に立たされる書。
野口整体への誘い。
(2004-01-05)
ここまで密着して調べ上げた本に出合えるのもなかなかない。
野口整体というものは出会った人にしかわからない高い敷居がある。
その敷居を越えると、素晴らしい世界が待っているのだ。
この作者は恐らく調べているうちに出会ったのだろう。
本部道場の事や、野口氏に関する事柄に詳しく触れられているが、そこには野口氏への深い感動と愛情すら感じる。
どうして治療を辞め、自分で調節するといったことを指導するように
なったかなど詳しく載っている。気というものを文面で説明する
難しさが感じられて、もどかしく思う。身体というものを
語るのがいかに難しいかということがわかる素晴らしい作品である。
圧倒的な歓喜
(2003-01-16)
著者の文章自体がすでに,詩よりももっと詩的な文章で, 本を開く人はまずそのことに心を奪われるのではないでしょうか。
野口晴哉という,魅力的な人物に,著者が寄せる気持ちが,ぐいぐいと読む人の心に迫ってきます。
そして,わたしたちの日々のささやかな経験の中に,全生思想の晴れやかな宇宙が顔をのぞかせていることを気づかせてくれます。
じぶんの生と喜びのダンスを踊るような本といったらいいでしょうか。
すごくおおげさですけど・・・・この本が私にこんな表現をするようにそそのかすのです。
野口晴哉について名前を出す人は,たくさんいますが,こんな本は他にないと思います。
整体に関心のある方には強くお勧めです。

