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青土社
グループ:Book
ランキング:452590
価格:¥ 2,310
ポイント:23 pt
発売日:2003-09
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http://linkmotto.com/a/asin/Books/4791760662/
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カスタマーレビュー ![]()
着眼点はいいんだが、わかること自体がいけないという妄論はなんとかならんか。
(2007-10-22)
着目点はおもしろいんだが結局は最悪の文化相対論に落ちてがっかり。古代人はウンコを必ずしも汚いものと思っていなかったかもしれない、というのを日本神話の各種記述から指摘する部分はたいへんにおもしろい。だが、それを理解しようとすると現代人の枠組みに押し込めるしかないので、結局もう原理的にわかれないんだって。構造分析やフーコーの批判も結局は、「こいつらはわかって結論を出してしまったからダメだ」というもの。わからずにいることが誠実でえらいそうな。んなら学者だの研究だのの意味ないじゃん。ハイゼンベルグじゃないけど、何から何までわかんないのか、ある程度以上の精度ではわからないというだけなのか、わからなさの度合いの見極めだって重要なんだけど、そうした努力は皆無。着眼点だけで星をあげます。
なんとスリリング!
(2005-04-20)
書評で激賞されていたので、読んでみた。確かに面白い。以前読んだ神話学の本の中から類書を挙げるとすれば、西郷信綱氏の『古代人と夢』であろうか。それを読んだ時の興奮が甦ってくるかのような、「スリリング」な一冊であった。
けれども、その作風を比較すると、西郷氏の質実剛毅に対して、東ゆみこ氏は、非常に軽やかで道化的である。「クソ」をマジメに書いたら、それこそ「クソ」マジメになってしまうからか。ただし、見掛けのスタイルとは異なって、その研究手法は、正統的な古典研究のやり方だと言える。
筆者は、これまで研究対象として、まともに取り上げられることの無かった、日本神話の中にある神々の脱糞(「クソマル」)の事例を、すべて拾い上げ、考察を加えている。そして本居宣長の『古事記伝』以来の謎であった「クソマル」の意味を、全く新しい角度から問い直し、数万年におよぶ人間の精神文化の深層を浮かび上がらせている。この論述の大胆でスリリングな過程に思わず引き込まれてしまった。
また、この本の面白さはこれのみに留まらない。筆者は、ウィトゲンシュタインとデイヴィッドソンの哲学を用い、構造主義的神話分析に対して、独自の視点からディコンストラクションを実践しているのだ。しかもその議論の背景には、ジェンダーをはじめとする、現代の批評理論へのさりげない配慮が覗える。
一読の価値ありだと思う。

