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アイテム詳細

William Poundstone
松浦 俊輔

青土社

グループ:Book

ランキング:18596

価格:¥ 2,520

ポイント:25 pt

発売日:2006-11

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カスタマーレビュー

最高に面白い  (2008-08-03)
この手の題名の本は、

自分の経験では
タイトルだけで読者をつかんでおいて中身はあまり関連のないエッセイというパターン
(←『出オチ』とでも呼びたいパターン)
が多いのですが、
この本はそんなことはなく、題名に恥じない展開がなされます。


ただし、中心となる議論に割かれるページ数はそんなに多くないので
斜め読みでは、前述の『出オチ本』と同じような印象を受けてしまうかもしれません。

実際、自分はプロローグを読み終えた時点では失望しかけ、
さらに途中を飛ばして最後の章を読んだら
お決まりのLTCMのエピソードがエッセイ的に論じられており
『出オチ本』に過ぎない駄作と半ば確信してしまいました。

きちんと最初から最後まで丁寧に読むと、類書にはない
この本の真価が感じられると思います。

人々が、いかに「聖杯探しをしてきたか」という歴史書 〜『天才数学者はこう賭ける』  (2008-02-11)
本書のような、重厚な、「瑣末」で「豊富」なエピソードに富んだ、

多数の人物の物語が編み重なる、壮大なタペストリーは、

「普通の日本人作家」は、書けないだろう。

しかも、内容が、「ギャンブル」と「金融」と「情報」に関するもの。


「ギャンブル」と「金融」と「情報」が、理論的構築されていく様子、

さらには産業としての装置として、社会に組み込まれていく過程を、

シャノンら、数人の「天才」たちを中心に描かれている。


賭場をつくるギャングたちと賭場を出し抜こうとするギャンブラーたちは、

市場と、市場を出し抜こうとする金融マンたちとどことなく似ているが、

天才たちが情報理論/金融工学/新市場を創造していく過程をみるに、

それらは、同根で、実態は同一のものと確信させてくれる。


「ギャンブルを理解したい人」が読むにもよいが、

その目的であれば、ちょっと冗長な部分が多すぎるだろう。


やたらと登場人物が多く、「枝葉」のなエピソードが続くので、

そのへん「欧米人」の文書に慣れていれば、問題ないのだろうが、

(映画「マグノリア」を観る様な、しんどさがある。)

そこをうまく日本語のリズムに訳されているわけでもないので、

まずは読み通すのが、むずかしい。

しかし、それを乗り越えれば、それなりに得られるものが大きい書であるとも思う。


あえて限定して言うが、

(日本に入ってきた「金融」工学は、出来上がって輸入されたものにすぎないので、)

日夜「欧米」の金融マンを相手にしている日本の金融マンが読むと、

欧米人は、こういう歴史と過程を経て、現在の金融市場があるのだということが、

「腹に落ちて」よいのではないだろうか。


本書は、ギャンブル本として、「必勝法」を解説している本ではない。

むしろ、「必勝法がその辺に落っこちてるものではない」ことが書かれている。


「聖杯」のありかが示されている本ではなく、

人々が、いかに「聖杯探しをしてきたか」という歴史書なので、

その点だけ誤解がないよう。

そして、その歴史は、かなり面白い。

最高に面白い!  (2007-10-16)
最高に面白いです!
ケリー基準の本。
主人公はシャノンです。
エド・ソープも出てきます。

ケリー基準を中心に賭け方について論じた本か  (2007-07-19)
この本の内容
ケリー基準(たとえば、p94によれば、自分の手元も残高のうち、エッジをオッズで割った比率に相当する額を、有利な対象にかけるべきだという基準)を中心として、ギャンブル(株も含む)の必勝法についての議論が書かれている本。
評価
ケリー基準そのもの、ならびに、賭け方についての議論は参考になる。ただ、最初の部分が冗長に感じること、結構難しい(意外と図が少ないと感じた)ところで星1つ引いて、星4つ。
その他
単にギャンブルの方法論が知りたい方は、谷岡一郎さんの『ツキの法則』を一読すべし。この本と矛盾はしない。この本は、方法論というより、歴史が書かれた本ともいえる。

数学好きにはたまらない  (2007-07-08)
そのままダイレクトに日本のマーケットに活用できる訳でもないが、トレードへのヒントが満載。学生時代、数学が得意だった方には最良のトレード本になろう。マーケットを経済問題としてではなく、数学問題として捉えられるようになれば、利は飛躍的に増大するであろう。巻末の参考文献も充実していて、好著と言えるレベル。