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アイテム詳細

筑波 昭

草思社

グループ:Book

ランキング:94760

価格:¥ 1,995

ポイント:19 pt

発売日:1981-01

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狭山事件の真犯人

カスタマーレビュー

淡々と語られる貴重な事件記録  (2008-08-06)
当時の警察による報告・事件関係者の証言記録・諸検事による報告などを中心に、諸記録を淡々とつづるもの。
筆者の主観はほとんど排除されている。
それというのも、筆者は一大推理を掲げてやろうなどという気概によってではなく、犯人・都井睦雄や、それに関わった時代や風土などに関して、記録を残し知ってもらいたいという信念のもとに、これを執筆したからだ。(あとがき文言を再構成)

数多くの人々の言葉を繋いだ文章は、最初から最後まで、その事実を忘れさせるほどに読みやすい。
第一部は事件発生時の警察記録から始まり、事件後までのあらましをざっとまとめてから、第二部では都井の誕生からの人生と時勢・風土などを、1年ごとの時系列に再構成していき、事件発生、そして都井の自殺と共に終わる。

事件自体のもつ刺激性だけをもとめる方は、もっと他の刊行物を求められたほうがいいと思う。(新潮文庫版の帯の文言は、どうも頂けないと思います)
事件の正確な情報を得たい、あるいは、事件の起こった背景や、都井という人物を育てた環境を掘り下げたいと思う方には、強くお勧めする一冊。

ホラーより怖い!かも  (2008-03-17)
実話。だからこそ本気で怖い。「たすけてくれぇぇ」って叫んだのもホントなら腸がでた、首が飛んだ、などもホントの話。何も知らずにこの本に出会いびびりながらも最後まで読み進めてしまいました。こんな本に出会ったのは初めてかも。闇の黒、性のピンク、血みどろの赤、岡山山間部の緑、、さまざまな色が交錯してなんともいえない色を醸しだしています。さらにその社会状況にも触れているので(阿部定事件、間引き、夜這いetc)余計にリアル。淡々とそれに触れその背景がわかりやすいように資料を持ち出してきた筆者はスゴイと私は思います。

写真まで載っちゃってます  (2007-03-12)
確か、文庫版では載っていない顔写真まで載っちゃッテマス...
更に当時の「衣装」も写真アリ。

しっかりと読むと、何故にあのような事件が起きるのか
その閉鎖的な環境と習慣が及ぼしたであろう影響が推測されます...
興味本位で読まない事を強くお勧めします。

まさに事実は小説より奇なり。あの有名事件の影響が…  (2003-04-12)
昭和初期、岡山県の津山地方で実際に起きた大量殺人事件のドキュメンタリー本。村の秀才青年が、村人を30人も殺しまくる。なぜ青年がこの凶行に至ったかを、元新聞記者の筆者が当時の新聞、公判記録、関係者の証言をもって迫る。「バトロワ」なんか目じゃない!真の(本当に真の)人が人を殺す理由がここにはつづられている。まさに事実は小説より奇なりだ。