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草思社
グループ:Book
ランキング:7591
価格:¥ 2,100
ポイント:21 pt
発売日:2001-05-08
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レビュー(Amazon.co.jp)
?? 「バブルの創出も崩壊も日銀の『日本改造10年計画』の中に組み込まれていた」というのが本書の主題である。著者のリチャード・A・ヴェルナーは日本銀行の客員研究員時代の調査をもとに、権力が集中し、コントロールを失った日銀の内部事情を明らかにし、その金融政策がバブルの創出、崩壊にいかなる影響を及ぼしたのかについて厳しい指摘をしている。
???経済政策は旧大蔵省が行う財政政策と中央銀行(日本銀行)が行う金融政策に大きく分けられる。だが、戦後の日本においては、大蔵省の財政政策ばかりに注目が集まり、日本銀行の経済に対する影響力は見過ごされていた。著者によれば、財政政策の効果は日銀が貨幣をコントロールすることで変えられるし、実際に日本銀行はそうすることによって日本の構造改革を進めようとした、というのだ。
???本書を読めば、国民によって選ばれた人間ではなく、「プリンス」と呼ばれる一部のエリートが日本経済を動かしているという事実に、恐れを抱かずにはいられなくなる。論議をかもすこと間違いなしの衝撃的著作である。(土井英司)
カスタマーレビュー ![]()
単なる陰謀論ではない
(2008-12-01)
おもしろかったですね。単なる陰謀論だとは思いませんよ。
論理的で説得力があると思いました。
経済学の本はいくつも読んだし、大学での講義も受けたけど、
この本は、現実を分析する手法が斬新で
今までにない発想で、素晴らしいと思いました。
戦中の経済体制の延長で戦後の高度経済成長が達成されたいう視点は
説得力があります。
日銀エリートについての辛辣な評価に不快感を感じる人は多いと思いますが、
不愉快な現実にきちんと立ち向かうことも必要では?
「陰謀論」の一言で片づけてしまうのはもったいない。
データも論理も明快ですし、一般国民の利益を重視した研究だと思います。
逆に、「失業率は8%まで上がるべきで、倒産件数はもっと増えるべき」と
発言するような日銀エリートには不愉快な本でしょう。
日銀の「独立性」は抑止すべきで、国会議員(国民の代表)の監視が
生き届くようにしてもらいたいものです。
通貨の発行管理権は国家の主権に属するべきもので、
国民の代表による監視や調査から逃れるべきものではありません。
恐ろしい本
(2007-06-18)
出版当時、この本の「バブル経済/バブル崩壊は日銀が画策したものである」という点から、トンデモ本と呼ばれることが多かったようである。
この本に対する批判で必ず言われていたのが、「マネーサプライを増やしたくらいで経済が回復するわけがない」ということである。
しかし、この本の予言どおり福井俊彦が日銀総裁に就任、小泉内閣が構造改革を行い、福井総裁の量的緩和で経済が回復している現在、この本読みと、その先見の分析の正しさには戦慄させられる。
ただし、「バブル経済/バブル崩壊は日銀が画策したものである」という主張は、未だに信じられないが、そこを除けば今こそ読むべき本である。
本当なのかなあ?
(2006-03-13)
10年間に及ぶ研究の集大成とのこと。景気の調整は従来のマクロ経済学の議論のように金利の上げ下げや財政出動ではなく、信用創造、つまりマネーサプライに左右されるという主張である。従来の経済学では、マネーサプライは市場の需要にあわせて決まるものであるとされてきたが、マネーサプライは、供給側(中央銀行)の市中銀行に対するいわゆる窓口規制(指導)で調整できるものであり、バブルの創出も崩壊も、全部、日銀の地位を高め、日銀のシナリオどおりに国を動かすための日銀エリートの自作自演であるという内容。たしかに従来のマクロ経済学は生産効率が最大化された、完全雇用の経済を前提としているので、生産性の向上を伴わないマネーサプライの増加はすなわちインフレを意味したが、彼の主張によれば、実際の経済は生産効率が最大でもなければ、完全雇用でもないのだから、マネーサプライを増やしたところですぐにインフレになるわけではないとのことである。この本の真偽を判断する能力は僕にはないが、充分な研究を背景に、従来のマクロ経済学では説明のつかない日本経済の動きを論理的に書かれていることは事実であり、ある程度経済学をかじったことのある人なら面白く読めると思う。
投資家、金融関係者の必読書!
(2004-09-03)
マネーの流れを知りたくば、マネーを流している存在を理解するべし!つまり、「カネの流れを知りたければ、それを流している者の意図を知ること」
この本にはそのヒントがあると思う。
すごいんだけど、予言が外れてるのよね
(2003-07-26)
実に新鮮。銀行業の成り立ち、役割、平成不況の根本原因など斬新な発想で解説してくれている。
でも、結論で日銀が本気で不況克服に動き出したから好況に転じる、という部分が大外れなんで、評価は4です。

