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宝島社
グループ:Book
ランキング:512980
価格:¥ 1,680
ポイント:16 pt
発売日:2004-01-12
通常3〜5週間以内に発送
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ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~
カスタマーレビュー ![]()
「このミステリーがすごい!」優秀作。
(2004-06-25)
書評欄の評価に興味をもち購入。オビにもあるように「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作なんですが、勘違いすることなかれ。宝島社の「このミス」は毎年出版されるミステリーをランキングしたものですが、本書が受賞したのは宝島社のアマチュア作家発掘企画の「第2回このミステリーがすごい大賞」優秀賞。よって本書は著者の「ハセベバクシンオー」氏の処女出版作、ということになります。奥付のハセベ氏経歴には「映画会社勤務を経て、負け犬に。現在某外資系CDショップにてアルバイト」ですって。このペンネームといい、何とも人を食ってますが、本書の内容も期待に違わず破天荒。主人公はパチスロ必勝法をTELセールスする会社勤務、怪しげな情報を口八丁で売りまくって稼ぎまくり、メルセデスを駆り腕にはフランク・ミュラー。もう最初からB級エンタテインメント小説の匂いぷんぷんですが、テンポもいいし、内容そのものが新鮮なので(若干筆致は生硬なれど)前半部分はあっという間に引き込まれます。どういう風に展開するの?と後半への期待が高まりますが、まあ後半はちょっと下降気味。読んで損はしないと思いますが、本音は次回作に期待、というところです。
「このミス」絶賛の作品・・・・・
(2004-03-11)
第一印象は読みやすい、ということ。栞を挟むこともなく、
さくさく読み進むことができる。内容に関しては少々薄いイメ
ージを持った。パチスロ業界の内幕の描写はすごいが、中身と
いうか謎の部分はおまけのような感じがする。最後の方にきて
「実はあの人とこの人はグルだった!」「被害者とあいつは
本当の親子だった!」という名探偵コナンによくあるストーリ
ー展開を思い出した。
文体はよく言えばテンポよく読み進める、悪く言えば素人の
においがする。
インチキ野郎たちは素敵だった
(2004-02-20)
痛快、軽快におもしろい作品だ。あっという間に読みきってしまった。文体も独特な軽快なタッチで、ところどころにちりばめられたギャグに笑える。パチスロのインチキな攻略情報を売りさばくという裏社会で生きる男たちの描写もリアリティがあって一気にその世界に引き込まれてしまった。そして次々と巻き起こる不可解な出来事に自分も一緒に悶絶。後半から一気に展開するヤクザとの攻防はスリル満点だ。
ジャパニーズ・ウルトラB級ノワール誕生!
(2004-02-12)
第2回「このミステリーがすごい!」大賞で優秀賞を受賞。著者はハセベバクシンオーという超ギミックな筆名だけど、まそれはおいといて…。舞台はパチスロ業界。主人公は情報提供会社の営業マンである。ガセネタのパチスロ必勝法をいかにもなセールストークでギャンブル依存症になったパチファンに売りつける。これは、ほとんど悪徳商法。会社の月売上げは数千万、主人公の年収は億にも達するかという凄さ。そして、ライバル会社にヤクザ、パチスロメーカーも巻き込んで物語が始まる…。とっぱなから、軽い文体に流れるテンポ。ピカレスクな香りのストーリーをぐいぐい読ませる筆者の力は素晴らしい。いかにも、その業界の方々が喋ってそうな会話の面白さ。主人公のセックスをソフトSMに設定するあたりも賢い仕掛け。初期の阿佐田哲也とかやはり初期の浅田次郎を思わせる。海外なら、エルモア・レナードとかジム・トンプソンか、フランスのノワール系か。もっとわかりやすく言うなら、漫画ゴラクとか週刊漫画TIMESの世界ね。こういうウルトラB級ノワールの作者が現れたことは大歓迎ですね。

