相互リンクしていただけるサイト様を受付中

相互リンクもっと

長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン

アイテム詳細

Jean‐Pierre Boris
林 昌宏

作品社

グループ:Book

ランキング:29799

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2005-10

通常24時間以内に発送

このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4861820618/

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

コーヒー危機―作られる貧困

コーヒーとフェアトレード (筑波書房ブックレット―暮らしのなかの食と農)

チョコレートの真実 [DIPシリーズ]

わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。―児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたち

世界の貧困―1日1ドルで暮らす人びと

カスタマーレビュー

フェアトレード非難は至極妥当 〜その根拠を知る良著〜  (2008-11-24)
 ここでとりあげられた一次農作物は先物取引がたっています。価格は消費量や収穫量のみで変動するのではなく、政治的なかけひきや投機に影響されます。たとえば綿花の章ではアメリカの保護政策を紹介しています。
 合成繊維の台頭で綿価格は暴落します。アメリカ政府は保護政策としてポンドあたり80セントを給付しました。結果、アメリカの綿は世界市場で質・価格面で優位にたちます。綿価格は下がり、そのしわよせはブラジル、アフリカ、インドの生産者によせられます。
 販売価格で肥料、種子、労働をまかなうことができず、経営破たんが生じます。このようにグローバリゼーションがすすむことにより、生産者に大きな負担をしいらせます。
 このような問題を解決しようとフェアトレード運動がヨーロッパで盛んにおこなわれます。しかし、その規模は微々たるもので、市場価格を破壊してきた大企業(たとえば、チキータやネスレ)がフェアトレードブランドをたちあげたりと、PR目的で使用することも多々あります。
 また、生産者がフェアトレード認定のために組合費を払う必要があったりした場合、貧農はその運動に参加できません。
 著者はフェアトレードを非難し、巻末に補足の章をもうけています。この部分だけをよむと、フェアトレード批判だけが目立ちます。しかし、すべての章を読んでいくことで、著者の意見がもっともだということがわかります。
 著者はフランスのジャーナリストです。アメリカや日本のジャーナリストに比べ、フランスはアフリカの情報を正確に把握する環境にあります。日本では報道されない情報を得る格好の本です。

弱肉強食のグローバル経済がよくわかる  (2007-08-21)
日ごろ私たちが口にしたり身にまとう一次産品は、いったいどこからどのようにして私たちのもとへ届けられるのだろうか。ラジオ・フランス・インターナショナルの番組で著者が行った調査・取材に基づいて書かれた本書は、上記の疑問に十二分に答えてくれる。

本書が訴えているのは、グローバル経済、すなわち世界的な民営化・規制緩和によって、一次産品の流通は地球規模で増加し、かつ競争も激しくなっているということ。それゆえ利益を最優先する多国籍企業による値引き圧力、アメリカ・EUが拠出する補助金、生産国同士の仁義なき競争等に起因する生産者価格の低迷、さらにアメリカの年金ファンド等の投機マネーが、先物市場に流入することによって市場価格を乱高下させて、アフリカ・中南米・アジアの一次産品生産者の生活を脅かし、彼らを貧困に陥れているということだ。著者はコーヒー・カカオ・米・綿花・胡椒という代表的な一次産品5品目に対しそれぞれひとつの章を設け、また実際に取材した多くの個人名を挙げて、かなり具体的に一次産品の生産・流通の全体像を描き出すことに成功している。

脆弱なわが国の食料安保  (2007-05-20)
世紀の大投資家ジム・ロジャーズは2000年頃をコモデテイの大底と見て、商品への投資を開始したとのことであるが、この本で描かれているのはその大底でのたうちまわっていた頃の、コモデテイ市場の生産現場を中心とした暗黒物語である。

トヨタであれば、工業製品相手であるのでカンバン方式は(容易でないにしても)可能と思うが、今やコーヒーでさえジャストインタイム(カンバン方式)で調達がなされていると言う。
しかも、ウエッブ2.0的にオークション形式で落札が行われている(ネスレのコーヒー仕入方式)のだそうだ。

鉄やアルミは値段差こそあれ、いつでも部品は供給可能であろうが、農産物はどうだろうか?ましてや、今回の一連の「一次産品国いじめ」で供給元は限られてしまったのだ(コーヒーでは上位3カ国のシェアが、44%から66%に上昇)。

おりしも、コーヒーはブラジルの降霜予測から急激に相場が上方向に切り返している。

この本を額面どおり読むのも重要だが、供給面が脆弱化したことが、どういう将来をもたらすかを考えておくことは、未来を生きる我々にとっては必要だと思う。

コーヒーがさらに苦くなる。  (2006-05-07)
ブラジルがコーヒー輸出の利益を独占するため、大規模栽培で安値攻勢をかけて、中米諸国のコーヒー輸出国の経済に大打撃を与えた。さらに、ベトナムでは共産党幹部とヨーロッパ資本が結託して、農民にノルマを課してコーヒーの大増産と輸出を始めた。中米だけでなく、アフリカ諸国のコーヒー栽培農家が、経済的に自立が不可能になっていった。
アメリカ合衆国の主張する自由主義経済は少数者に富を与え、多数の者をより貧困に陥れた。
米の輸出市場は小さいが、零細貿易商人が政府・公務員との不正な結びつきで、大きな利益をあげた。コショウも市場が小さいので、不正な取引によって、大きな利益をあげるのが容易である。
日常、とても想像できない手段で、大きな利益をあげるために、世界中を暗躍している人々がいる、ということが具体的に書かれている。