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アイテム詳細

佐々木 常夫

WAVE出版

グループ:Book

ランキング:16472

価格:¥ 1,575

ポイント:15 pt

発売日:2006-06-15

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カスタマーレビュー

サラリーマンでここまで頑張る男性はなかなかいないでしょう  (2007-11-18)
同期トップで取締役になれるかどうかは別として、女性で同じ環境で頑張っている人は沢山いると思います。しかし、男性ではあまり見かけたことはありません。制約の多いサラリーマンで頑張り続けられたのは、著者の知力体力精神力が優れていたからでしょう。”〜だから仕方ない”と思ってしまう男性陣には、自分の頑張り次第でこういう可能性も開けるのだと知るためにも、一読をお勧めします。また同じ環境の女性も著者のからっとした達成感を感じ、”自分は母だから、娘だから、女性だから諦めなくてはいけないのだ”と思わず、チャレンジする元気がでるのではないかと思います。
また、小さい頃から食事の支度をして、病気がちな母、障害のある兄弟、サラリーマンの父を支えるお嬢さんの健気さに思いを馳せました。私も著者と同じような過程に育ち、大学受験の時に高校に通いながら、障害の弟の世話と家事に毎日6時間近くかかり絶望しそうになりました。その時に救ってくれたのは、柳田邦男さんの「犠牲」で、ご自身の家庭の問題を知り、とても勇気付けられました。きっとこの本の読者にも救われる人がいることを思うと、自分の体験を語ることは価値あることだと思います。

試練とは魂の成長の為に与えられるものだとはいうけれど  (2007-03-14)
著者は東レに入社後、同期トップで取締役になり、その後東レ経営研究所の社長。サラリーマン人生を歩んだ人。

奥さんは肝臓を患い入院13回、それが原因でか鬱病にもなり自殺未遂も数度、長男は自閉症。気ままな次男、戦友と呼べる長女と共に家庭を守り、仕事もこなす。

僕が同じ立場になったら同じようにできるだろうか?きっと仕事は手に着かなくなるだろう。そしてそんな自分を、家族がこんなだから仕方ないんだ、と甘やかすことだろう。

この佐々木さんはすごい。仕事は徹底的に効率化して6時までには全て終えるよう、自分の仕事も部下の仕事もデザインする。そして家事をこなし、奥さんを見舞い、長男の相手をする。最近読んだいろいろな本で目にする、幸せをどこか遠くに求めるのでなくて、その日その時にやるべきことを精一杯やる中で出会う小さな幸せ。そういう、頭では理解できるけどもなかなか実行が難しそうなことを佐々木さんは黙々とこなす。

神様はその人が乗り越えられる試練を与えて魂の成長を促すのだという。佐々木さんの試練の乗り越えはそういうことなのだろうか?

仕事と家族と心の病気  (2006-12-10)
「大なり小なり家族は何らかの障害(問題)をかかえている。」、「自分にとっては小さな問題でも、その人にとっては耐えられないほどの大きな問題な事がある。」等々、本書には、現代人が抱えるストレスの問題、仕事と家庭の両立の問題(両立は無理かもしれないが・・・?)、子供と親との関係の問題など関心の深い事項が本人の体験を通じて赤裸々に描かれています。
近年、メンタルヘルスの問題がクローズアップされ会社での取り組みも活発になっていますが、鬱病に関する偏見があるのか相談員を積極的に活用しきれていない状況にあります。プライバシーが重視され、家庭の問題を他人に相談しづらい、また、部下に対しても聞きづらい風潮が有る中、本書は、悩みを持っている社員(家族を含めて)が心を開くきっかけに成るのではと思っています。
早速購入し、課内で回覧することにしました。夫婦で読んでくれればと思います。

一流男の迫力を感じました。  (2006-10-22)
度重なる家庭の問題、一流ビジネスマンとしての仕事の重圧。すべてにまっこうから対峙して、成果を収めた男性のノンフィクションです。
あまり感情を交えずに、起こった出来事を淡々と書いているのですが、これは意図して書いているのではなく、性格の問題だと思います。
いちいち感情に振り回されていたら、ここまでのキャパシティは保持できませんもの。
良くも悪くもすべてのことに対して、できることをひたすら効率的に行い、成果を勝ち取るという、一流ビジネスマンの人生に対する姿勢を感じました。
限られた時間で沢山の成果を得るには、どこかしら機械的になる必要があります。
感動というよりは、一流男の迫力に気おされたという感想です。

今の人生をオープンにする勇気  (2006-09-21)
なかなかの家族です。夫は一部上場会社の取締役であるが、妻は自殺未遂を3回行うほどのうつ病、長男は自閉症。そんな家族が歩んできた道を淡々と描写しています。淡々としすぎていて、もう少し感情を入れても良いのでは?と思う一方、あっさりしているお陰で読みやすいのも事実です。

本書は、「家族にうつ病と自閉症を抱えていても取締役になれるんだ」、というメッセージを基本にしています。それを実現するために、家庭と会社の両方に全力投球しているんだとしています。

でも、特にうつ病を加速させてしまったのは、なんだかんだ言って働きすぎのような気が、私にはします。特に東京と大阪の転勤を繰り返してきた事が大きいように思います。転居が度重なれば、妻の交友範囲が限定され、結果としてうつ病を促進する可能性があるからです。

事実、「仕事が落ち着いてきたここ数年、妻のうつ病も安定している」、と言っているのですが、それは夫として妻の近くに居られる様になった事が最大の理由ではないでしょうか。

と厳しい指摘をしておきながら高評価を与えているのは、こういった身内の生々しい話を現役のサラリーマン(と言っても取締役)がオープンにする姿勢を買っているからです。仕事と家庭との両立をどう図っているかというのは永遠の課題のような気もしますが、少なからず参考になる話でした。