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アイテム詳細

青山 正明

データハウス

グループ:Book

ランキング:46990

価格:¥ 1,995

ポイント:19 pt

発売日:2001-10

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カスタマーレビュー

この本、稀代の 「啓蒙書」 かも・・・。  (2007-01-07)
敢えて、名著であると言っておこう。
著者、青山は自ら首をくくって死んだ。その死については、本人にしか語れないと思うので、コメントは差し控えたい。
しかし、この本は、文部科学省および厚生労働省それぞれが大々的に推薦図書に指定してもおかしくないほど、さまざまな意味において「啓蒙的」な内容である。

非合法のドラッグ、たとえば、ヘロインやLSD、マリファナ、覚醒剤(コーヒー(カフェイン)だって覚醒剤なんだけどね)なんぞより、タバコ(ニコチン)やアルコールの方が始末が悪いってことも、きちんと説明されてる。合法/非合法の区別など、実はその時々の為政者の恣意的な「さじ加減」なのだということだ。
マジック・マシュルームを食ったり、葉っぱをくわえたりして(あるいはアルコールを飲んだり、場合によっては自らの身体を傷つけたりして)トランス状態になり、「憑依」や「脱魂」と呼ばれる超常的な意識に到り、癒し(今で言えば「医療」)やお告げを受けて集団を率いる(今で言えば「政治」)「職能集団(あるいは個人)」が存在した(シャーマンという)。
これが実は、人類の歴史の中で言えば、相当長期に渡って行われていたのだ。むしろ、こういったことが奇異なもの、「非合理的なもの」として退けられてきたのは、ごくごく最近のことなのだ。しかも、こうした行為は、現在でも地球上のあちこちでいまだに続けられているのだということ…。
我々は、あまりにも視野が狭い。目先の現実の中で暗黙のうちに「常識」と措定されてしまっているものにしがみついて、不自由に生きている。自ら現実を壁の中に閉じ込めて、身動きできない状態にしている。
そんなアホさ加減を青山はせせら笑うようにこの世を去った。生きにくく堅苦しいこの国の「現実」に幻滅していたのかもしれない…。しかし、逝ってしまった者の思いは推し量れはしないが、その生き様も大いに刺激的で「啓蒙的」であった。

著者は死んでます。  (2006-08-26)
この本の著者である青山氏は死んでいる。彼の死に関して、知人である吉永嘉明氏は著作「自殺されちゃった僕」の中で、青山氏は重度の薬物中毒の果てに自殺したとある。

この本の中では薬物と上手く付き合ってるように見えた青山氏。しかし彼もまた薬物によって死に追いやられた。
それを踏まえた上で読むべし。

タバコ、酒は、最悪のドラッグである  (2004-09-05)
危険性ばかりを訴える無内容な「啓蒙書」か、無責任な(しかもどういう訳か文学かかった)べたほめをやるしかない、すでにいっちゃってる「賞賛書」以外は、翻訳モノしかなかった「ドラックもの」というジャンルに一石を投じた功績は大きい。

タバコや酒がドラックである(しかもかなり最悪なドラックである)という意識が致命的なほど低いこの国にあって、その辺りのフォローも忘れてない。

煙草:アルコールやヘロインを中毒的でなく使用する人は数多くいるが、ニコチン使用者の場合、中毒者でない人はほとんどいない。すでに耐性の形成されているほとんど喫煙者=常習者は大きな意識の変化を経験することはほとんどない。このような効果の伴わない、行為そのものを目的とする摂取の悪循環は(効かないのにやめられない)、他のドラッグでは中毒の末期にしか認められないものである。

酒:アルコール中毒は、最も治療の困難な薬物中毒である。アルコールの身体的依存性(禁断症状)は、イリーガルドラッグ中最悪といわれるヘロインのそれに等しい。

 もっとも体内で猛毒のアセトアルデヒドに変わり、飲みすぎると気分が悪くなるので、よほどの理由・社会的圧力でもないと数年で中毒となることはない。その代わり20〜30年でツケが回ってくるので、その間酒税は稼げるし、20歳あたりから飲み始めてもらえば、労働力として役立たずになる頃に廃人になってくれる、福祉が助かる、と福祉国家にとっては願ったり適ったりのドラックである。

なお、おなじデータハウスの『続・危ない薬』はSEXドラッグなんかをあつかった、時流におもねる別物。

ジャンキ−達よ、まずこの本を読もう  (2004-05-06)
彼が生きてたら、今の世をどんなふうに書き記したのだろうか…。
覚醒剤からナチュラルハイまで、代表的なドラッグを緻密に解説。現在あるドラッグ本のほとんどのルーツと言っても過言じゃないでしょう。
隅々まで読み込める至高の一冊!

著者はもう死んでいる  (2004-04-21)
著者の死について、よく分からないとしか言いようがないようですが、いずれにしても、病死や交通事故死などとは異なる死であったことは間違いがないようです。

そうしたことも踏まえて読むと、凄まじいような気になります。個人的な自由と警察当局との板ばさみになり、殉教を遂げた一人の人間があったということを、読者は決して忘れてはならない。

今更ながら、タバコとアルコールが合法なのは、税金が取れる以外の理由を持たない。もし、国家が善(?)を貫くというのであれば、1920年のアメリカのように「禁酒法」を施行するべきである。正しくドラッグを楽しむ人の多くが、アルコールを飲まないと言う。どうしてなのかと聞いてみると「だって、からだに悪いからね」と彼らのほとんどがそう言うのである。