長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン
書籍紹介
カテゴリー
QRコード
アイテム詳細
ジョイス・キャロル オーツ
Joyce Carol Oates
Natalie Danford
John Kulka
DHC
グループ:Book
ランキング:385010
価格:¥ 2,625
ポイント:26 pt
発売日:2004-05
通常4〜6日以内に発送
このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4887243642/
カスタマーレビュー ![]()
図書館の叩き売りなんて……。
(2004-07-20)
アメリカでも無名に近い作家たちによる15の作品を集めた本書の中で、個人的にベストスリーをあげるなら、ベトナム戦争で迫害されるインテリの子供の成長を描いた『平和』は、衝撃的な内容に中国の文化大革命を連想させました。都会から田舎へ引っ越してきたシングルマザーの内面をつづった『すべて処分すべし』では、無用となった町の図書館の本を売りに出す文章に、本好きには嫌な話でしたが、ちょっと変わった息子と母親の対話が面白く読めました。夫の睡眠障害とつきあう妻の話の『セリローにて』は、穏やかな気持ちになれました。生と死の狭間での苦悩と救済を描いた話が多いような気もしますが、どれも味わいのある作品だったと感じました。どれから読もうかと悩んだ時、解説に各作品のあらすじも紹介されているので参考になるかと思います。
淡々とした話が好きなあなたに。。。
(2004-07-15)
全部で15作品ある。全体的に、印象に残ったのは風景描写が細やか、淡々と流れる日々、オチ無し。。。
ただ、『補給係』『四月』『熱帯の蝶』『すべて処分すべし』は素晴らしい。
この4作品を読むためだけに、この本を買う価値はある(好みが合えば…)と思う。
『補給係』は、狙撃兵が生まれて初めて人を殺すまでの過程を描いた作品。
標的に正確に命中さすための、具体的な銃器取り扱い描写が詳細で、大変勉強になった(使うことないけど)。
主人公は、淡々と忠実に任務を遂行するのだが、復員後、繰り返し見る夢の中での描写に救いが見える。
『四月』は、精神病患者の少女(17歳)の話。
農場でわりと自由な共同生活をしている。
他人と心が通じ合えたと思った後の幻滅。
少女の哀しみが痛いほど伝わってくる。
が、淡々とした描写のせいか、不思議と読後は爽やか。
『熱帯の蝶』は、祖父譲りの蝶のコレクションを持つ外科医の夫婦の話。
蝶を求める祖父のジャングルでの冒険談を挟みながら進んでいく。
他人との精神的に親密な繋がりをあえて避けている主人公に、妙に感情移入してしまった。
『すべて処分すべし』は、町に溶け込めないでいる母子の話。
13歳の一人息子(“天使のように美しい少年”)は、虚言癖に化粧の趣味まである。
雨の中、息子を置き去りにする事を一瞬でも思った母と息子との会話が美しい。

