相互リンクしていただけるサイト様を受付中

相互リンクもっと

長年の信頼と運営実績。探したいサイトが見つかるサーチエンジン

アイテム詳細

David Snowdon
藤井 留美

DHC

グループ:Book

ランキング:234656

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2004-06

通常24時間以内に発送

このページのURLは
http://linkmotto.com/a/asin/Books/4887243650/

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

アルツハイマー病にならない! (朝日選書827) (朝日選書 (827)) (朝日選書)

アルツハイマー―その生涯とアルツハイマー病発見の軌跡

痴呆の謎を解く―アルツハイマー病遺伝子の発見

私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界

臨床瑣談

カスタマーレビュー

あたたかな研究紹介書  (2005-05-05)
そろそろ「老化」が気になりだすと読みたくなるようなタイトルですが、「研究の進め方、ありかた」を書いた本でもあり、「修道院という世界」をのぞかせてくれる本でもあり、「人との接し方」を考えさせる書でもあります。

アルツハイマーの研究のために、なぜ「修道女」を対象集団に選んだのか。アルツハイマーの疫学、分子生物学的研究の解説から、こんな食事や生活がよい、と実際的な知識もたくさん盛り込まれていますが、なによりも、全体を通じて感じられる著者の真摯な態度、修道女たちのやさしさが、この本を、よりよく年をとるには「明るく、前向き」が大事、と語りかける温かいものにしています。原題のAging with Graceにもそんな温かさを感じました。

研究の途上、彼女たちとの交流の中で著者が教えられたこと。例えば、「「学歴が高いほど長生き」とのデータを説明すると、低学歴の人々は動揺するしかない。」という、研究成果の発表とそれを聞く被験者の心の問題。テストの際に「「・・できますか?」は良くない。「・・してみてください」と言う方がよい。プライドや恥ずかしさから、「できない」とは認めたくないものなのだから。」という配慮の必要性。こういった事は病気や障害の告知に際しても、いえ、日常の会話でも忘れてないでいたいことなのではないか、と気づかせてもくれました。

この本は、ある福祉系の大学で、神経生理学の講義推薦図書にもなっているそうです。病気や障害のある人に接する人に、その研究をする人にも目を通して欲しい本です。

神が私をおぼえていてくださる・・・  (2004-12-29)
アルツハイマーという病気は、若年性のものもあるらしい…と知って、「もしかしたら明日はわが身?」と多少の不安を抱いているのは、私ばかりではないだろう。
忘れてしまいたい過去ばかりか、愛する人々をも忘れていく、そしてそれに自ら気がついていく時の恐怖。人類最大の病気かもしれないと、思ったものだ。
けれど文中の一人のシスターの言葉が心にしみた。
「たとえ私が神様を忘れても、神様は私をおぼえていてくださる」
シスターひとりひとりの人生が合わせて語られることによって、生きることへの自信が沸いてくる。

年をとるのはすばらしいことだ!  (2004-11-07)
久しぶりに人にすすめまくった本である。

一般的な日本人にとって年をとるというのはいいイメージで
語られることであろうか?

病気や介護の問題、家族や青少年の問題。高齢者に冷たい社会。
今の日本に年をとっても安心して、幸せな気分で暮らせる環境があるとは
いいがたい。年をとることはあきらかに多くを失うことだ。

そんな自分の思い込み、あるいは「呪縛」から解放してくれたのが
この本である。

著者で医師のデヴィッド・スノウドンはひょんなことから
修道院のシスターたちを対象に、老いと健康の問題、そして
アルツハイマーの問題の研究にとりくむことになる。

本書はその研究におけるさまざまなドラマと最新の結果を
報告したものである。

一人の科学者として「研究対象」に対しては客観的に接しなければ
ならないという思い込みは、シスターたちと接する中で
解きほぐされていく。

105歳のシスター・マシアにミトンをつくってもらった著者はこう
いっている。

「100歳を超えるシスターとであったことで、それまで抱いていた
時間や老化の概念、それに幸せな人生に対する考え方が
どれほど変わったことか。小さなミトンをみるたびに
私はその思いを新たにするのだ。」

年をとっても気持ちの持ちようや、自分のおかれた環境への
態度によって人間は幸福でありつづけられる。

この事実は著者のみならず、すべての読者にとって
励ましになるであろう。

トマトソースのパスタは健康に良い?  (2004-08-08)
 アルツハイマー病の研究対象が、ノートルダム教育修道女会という特殊な世界に限定されているので、「高齢者の健康問題」と「シスター」の二つのテーマが上手く絡み合った内容に興味深く読めました。

 酒、喫煙に無関係で、規則正しい清貧の生活を送るシスターたちの健康を追跡調査する着眼点がまず素晴らしく、小遣い稼ぎの養鶏を機に疾学の道に進んだ作者を始め、シスターたちの入門の動機を含めた自伝が紹介されているので、研究者たる作者とシスターたちのキャラクターとやりとりにユーモアがあって、堅苦しくならずにいて読みやすい文章に好感が持てました。
 シスターたちの食生活を紹介している後半では、トマトやスイカなどに含まれるリコピンが、シスターたちの身体機能と強い相関関係を示していたりと、示唆に富み実践できそうな話も参考になりました。

 強い宗教心で結ばれたシスターたちの老齢に対する不安や悩みを、著者が柔軟に対処する姿勢も良く、本書が医学的な知識の解説だけに留まらないものを感じさせます。
 巻頭にモノクロ写真で、本書に登場するシスターたちの写真も掲載されているので親しみが持てます。