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アイテム詳細

呉 智英

メディアファクトリー

グループ:Book

ランキング:650155

価格:¥ 1,260

ポイント:12 pt

発売日:1999-01

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カスタマーレビュー

相変わらず冴えている粘着質  (2007-01-21)
 「すべからく」という単語を見ると,反射的に呉智英を想起する人は少なくなかろう。「すべからく・・・すべし」というのが正しい日本語なのに,「すべて」の意味で使ってしまう半可通(これは実際多い)は恥ずかしい・・・というものである。それも,しつこく,いろんなところで書いている。
 そうした呉智英の粘着質が鼻に付く人には,本書は耐えられないだろう。何しろ,本書は1994年〜1998年に連載されたエッセイをまとめたものであるが,その中で,例えば1983年の朝日新聞のコラム(アメリカでの料理のちょっとした勘違いをテーマにしたものと,その訂正)を取り上げて嘲笑するのである。さすがに筆者も「ちょっと古いスクラップブックを見ていたら」と書いているが,こんなつまらない小ネタを「いつか使ってやろう」とスクラップしていたと思うと・・・呉智英ファンの私も少しゾッとする。
 が,書いている内容は,どれも面白く,小ネタとして使えそうなものが多い。たとえば,「弁」償する,「弁」護士,「弁」理士はいずれも同じ「弁」の漢字を使っているけれど,本来の漢字はどれも別々で,その元になった漢字を見れば,弁理士は特許出願を「処理」する人であり,弁護士は法廷で「しゃべる」人だと一目瞭然である・・・などである。
 粘着質の人が書いた文章を読むことが苦痛でない人は,是非一読を。

笑えて役に立つ「言葉」の知的エッセイ  (2004-06-25)
呉智英は「言葉=論理(ロゴス)」に拘る人である。新聞や雑誌の誤字・誤文の切り抜いて集めたり、「間違ってますよ」と投書したりするらしい。最近、日本語・漢字に関する教養本(言葉雑学本)が売れているようだが、本書はそのような類書と比べてその教養密度、面白度で群をぬいていると思う。それは単語を問題にしているのではなく論理の問題を語っているからであろう。

知的爆笑本  (2002-06-20)
呉智英は現代における「教養」の啓蒙者である。「教養」軽視の風潮が見られる現在、彼は「教養」の重要さを説いてやまない。それも「面白おかしく」だ。本書もそんな著者の面目躍如といったところである。何度も爆笑しながら読んでしまった。最近面白い本を読んでないなあ、と思っている方にお勧めの一冊です。