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平河出版社
グループ:Book
ランキング:74990
価格:¥ 2,100
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発売日:1986-06
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カスタマーレビュー ![]()
今を生きる:過去も未来もない、あるのはただ現在だけである
(2009-01-07)
あのときこうしておけば、と過去を思い悩む。明日はどうなるのだろうか、と未来を不安に思う。そして自分とはなにか、を思い煩う人々。そこに共通することは“今を生きることができない”ということである。遺伝的病理ではない精神疾患の多くはここにその因果をみることができる。普遍的宗教たる仏教、キリスト教、そしてイスラム教などは太古よりこう説いてきた:過去も未来もない。あるのは現在だけである。明日を思い煩うことなかれ。今を生きよ、と。本書『無境界』の中で、著者ケン・ウイルバーはこの普遍的真理と概念を駆使して“今を生きる”ことを熱く語る。「自分の内と外は無境界である。すべては一なるものであり、そこには過去も未来もない。あるのはただ現在のみである」。いま世界は混沌、混迷、そして混濁した時代にある。日本においても人間の根幹を揺るがす諸問題が顕現してやまない。私は医学教育に携わる者として、普遍的宗教が説いてきた真理、そして著者がコンパクトに、しかし堅実かつ科学的に詳述する本書の内容の“誠実さ”に改めて“今を生きる”ことの想いを強くしている。多くの方々に、さらに余力があれば人生に苦を感じてやまない人たちには是非とも本書をひもといてほしい。現代は物理的には豊穣である。ものにあふれかえっている。だが精神的にはどうだろうか。心の貧困さがこれほど著しい時代であるからこそ、この“今を生きる”ことの大切さが問わなければならない。
ここまで体験させてくれるとは!
(2007-12-23)
帯に「体験的トランスパーソナル心理学!」と書いてありましたが、それほど期待せずに読み始めました。
(後から、この本が「意識のスペクトル」の要約であることを知りました。)
しかし、途中で、すっかり目を醒まされる体験をさせてもらいました。
この本を読む前と後では世界の見え方が変わります。
なるほど!『無境界』とは、そういうことか!!!!!
ブッダや高僧達が、どのように悟りにいたったかの道筋をウィルバーは、
言葉で誘導してくれます。こんなこと書くと、「悟りの境地の感覚なんて言葉で誘
導できるのか?」って疑問が出てくると思いますが、なにはともあれ、この本を読
んでみてください。(といっても、気軽に読めるような内容ではないのですが。)
今まで、これほどの本にはお目にかかったことがありません。
衝撃を受けました。
やっぱりウィルバーはスゴい!
追記:「体験」といっても、この本が見せてくれるものは「お試し体験」のような
ものです。真の体験をするには日々の実践(サマタ瞑想や、ヴィパッサナー瞑想)
が欠かせません。それなくしては、本当の「体験」とはいえません。
ウィルバー・ワールドへの入り口
(2003-08-01)
スケールの大きな数々の著書で知られるケン・ウィルバーが、古今の思想を総合した自らの思想について、一般向けに解り易く書き下ろした入門書。我々がありふれた当たり前のものとして受け入れ用いている種々の境界が、如何に我々自身を疎外しているかと云う状況を指摘してみせた上で、「自己の成長と変容」の為のセラピーの実際について色々と書き進めてゆく。
訳者は実践的部分を強調しているが、とにかく現実を囚われない目で見て(現象学的に云えば「エポケー」だろうか)分解してゆく過程の描写が楽しいので、「トランスパーソナル心理学」がどうのこうのとわざわざ構えなくとも、日常生活の中で固くなってしまった頭をたまにはホグしてやろうかと云う軽い気持ちでも読むことが出来る。初心者ではない読者にとっても、こうした基本中の基本については、普通は専門書ではいちいち書かれることはないので、哲学することの初心について思い出す良い機縁となるかも知れない。
ウィルバー・ワールドの事始めとして最適の一冊である。

