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福昌堂
グループ:Book
ランキング:239955
価格:¥ 2,100
発売日:2000-12
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カスタマーレビュー ![]()
すべて太極拳愛好者に
(2008-11-02)
この本は太極拳の経典と言われる「王宋岳」と「武禹襄」の理論文章を解説したものです。具体的な套路の説明はありません。どの太極拳にも共通する教え(「虚領頂勁」「気沈丹田」「黏と走」「鬆静」等)が解説されているだけです。
しかしそれらの実践は一朝一夕ではできず、人に伝える事は困難を極めます。それが誤解と軽視の元となり、太極拳の真髄に届かず終ってしまう人がいる。著者はその事が残念で、この本を書いたとあります。
その困難を、経典から自分の身体で実証し、さらに経典に戻って検証していく作業の中で鍛えあげ、そのエッセンスを書いたのが本書です。
1例をあげると、太極拳を始めて20年余りで「虚領頂勁」が分かっていないと指摘された著者は、経典に戻り10余年かけて真意を探り出します。それが4ページ半にわたり書かれています(著者は回り道と自嘲)。
著者はロシア語翻訳家の中国人で日本語にも通じています。言語のプロだけに本書のロジックは緻密で、総論で「経典」「著者」「読者」の関連を説明し、どんなバイアス(誤解の元)が生じるか28ページも説明しています。ただ時間がない中の執筆で全体の構成にややまとまりが無く、日本語のプロではないので違和感の有る文章がありますが、内容はそれを問題としないレベルです。昔の中国語を読むことができない日本人が、現在刊行中の書籍でその神髄に近づける唯一の機会と思います。
以前に日本で指導された著者には未だ熱烈なファンもいるようです(近々では学研の「古伝武術でカラダ革命 7つの法則」のP83に記事がありました。この本の後半は中国拳法の名人を紹介していますが、その中に前後の脈絡無く1ページだけの著者への訪問記が載っていました。名人として特集されるのは辞退された著者に対し、編集部の残念の結晶が中途半端な記事になったように見えました)。
太極拳の真髄に触れたい方、内家拳の不思議を探している方、この本はバイブルと思います。
(初心者では理解できる内容は限られますが、どのような道筋が待っているかのイメージが得られると思います)。
何度も読みかえす
(2005-08-09)
分かっているつもりの太極拳の理論。この本を読んで知っているつもりの事が実は別のことだったりし、とても勉強になります。太極拳について行き詰まった時に何度でも読み返しながら理論的な事が身についていく気がします。年齢を問わず手元に置いておきたい本です。
行き詰まったら読む、太極拳の本
(2004-05-29)
太極拳をはじめて、17年。毎日の日課です。太極拳をはじめた理由は、海辺が近くにあったので。そこで寝ころびながら、のんびりできることを始めたかったらです。それが今では、ちがう中国武術にも手(足も)もだしています。それでも、基本の太極拳は続けています。しかし、微妙なところで、迷うこともあります。そんなときに読み直しています。いい本だと思います。年齢、技量をとわずお勧めです。

