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アイテム詳細

Gabrielle Vincent
もり ひさし

BL出版

グループ:Book

ランキング:124974

価格:¥ 1,365

ポイント:13 pt

発売日:2003-01

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カスタマーレビュー

真っ直ぐな愛情の中で  (2007-11-07)
ガブリエル・バンサンの著書と初めて出会ったのは話題の処女作『アンジュール ある犬の物語』でした。嗚呼、何て著者のデッサンは複雑な描写でもなく柔らかなどちらかと言うと線の少ないデッサンなのにこんなにも物語るものがあるのだろうか…そして言葉数が少なくとも、それ以上に与えられるものがあるのです。バンサンさんの自在な線が描く世界は何て美しいのか、まるで描かれたもの全てが動き出してしまうのではないかと思ってしまうのです。此方の『セレスティーヌのおいたち』では、『セレスティーヌ アーネストとの出会い』で語られたクマのアーネストとネズミのセレスティーヌとの出会いをセレスティーヌのある一言紐解かれていきます。いつかはきっとくるだろうセレスティーヌの生い立ちの疑問。ずっと隠していた秘密。この子はどんな反応をするのだろうか、どう思うのだろうかと恐れながらもゆっくりとアーネストオジサンは過去を語ります。秘密が明かされるまでお互いの心情も言葉と供に色彩豊かな淡い柔らかな水彩タッチと確かな優しさと深い愛に溢れたアーネストの義父としての眼差しが物語っています。私事ですが私自身、父親や家庭環境に恵まれない家庭で育ったもので…捨て子だったセレスティーヌにこんなにも一心に愛情を与え、心配するアーネストオジサンが本当に素敵でその表情や仕草を見ているだけで何だかとても微笑ましく羨ましかったです。アーネストの優しい眼差しに少しだけ元気づけられました。血の繋がりがなくとも確かな愛があれば子どもはきちんと何れは理解するものです。また同じように血の繋がりはあっても愛がなければ、子どもには伝わりません。このガブリエル・バンサンさんの生み出した“アーネスト”シリーズに幾度心を救われたか、励まされているかわかりません。最後に亡き尊い作家、ガブリエル・バンサンに愛と感謝を込めて。本当にありがとうございます。

愛情に満ちた感動作  (2004-05-13)
一人芝居のように読み聞かせをしている私は、セレスティーヌが捨てられていたのをアーネストに拾われたのだという話を知り、涙をこらえて読みました。私や子供たちとはまったく違う生い立ちですが、子供が疑問に満ちた自分の出生を聞く時、そして育ての親がそのすべてを打ち明ける時、その気持ちがありありと表現されている気がしました。セレスティーヌとアーネストの、会話と胸のうちの言葉以外の言葉にならない気持ちは、一コマずつ、静かで豊かな表情で描かれています。そして、大切に大切に育てられてきた愛情にまた感動し、無邪気なセレスティーヌを広い心で包むやさしいアーネストを尊敬し、見習おうと思いました。

心がキュッとなるような作品です。  (2003-07-30)
わたしはガブリエル・バンサンの大ファンです。
この「くまのアーネストおじさん」のシリーズはどれも素晴らしく、ぜひ全部読んでいただきたいなと思います。

アーネストおじさんはおおきな体をしたクマで、とてもやさしい人です。彼が小さなねずみのセレスティーヌという女の子と暮らすことを始め、その不思議な交流を描いたシリーズです。

子供のときに持っていた感覚で、今ではすっかり忘れてしまっていたような気持ちを思い出させてくれるバンサンの心の豊かさに、いつも驚かされます。

せつなかったり、楽しかったり、思わず涙がでてきてしまったりするこのシリーズは、自分の子供も含めて、大切な宝物となっています。

大人のかたも、お子さんも、ぜひ読んでみてください。

そのほかにも、「!アンジュール」など、優れた作品がいっぱいありますよ。

セレスティーヌのおいたち  (2003-01-11)
「アンジュール」でしかガブリエル・バンサンを読んだことがない、というのは、ほんとうにもったいないことだと思います。私は、むしろこのセレスティーヌとアーネストのシリーズの方が、とても好きなのです。

 そしてこの本は、セレスティーヌとアーネストの沢山のお話の、最終巻にあたります。くまのアーネストに慈しまれて育ったねずみのセレスティーヌが、やっとの思いで言えた質問。「わたしはね、しりたいの、アーネスト。わたしが、どんなふうにうまれてきたかってこと!」

 どんな境遇にうまれても、愛してくれる人さえいれば、光に包まれた人生を送ることが出来る。ありのままを受け止めて生きていく二人の心の強さに、胸を打たれる人は私だけではないはずです。